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海兵隊




「ああ、やってられないわ。あのバカは・・・」


東京近郊で対戦車誘導弾をぶっ放した海兵隊員が居たのだ。


『命令を聞かないのは、馬鹿だ』


オークのブン太もご立腹であった。


ぶっ放した者の周りには、海兵隊員9人によって仕置きの真っ最中。


「Stop」と泣き叫ぶ・・・


「どうも申し訳ない。もしもの時にと思って持って来た物を使用するなんて・・・厳重に注意するので・・・」


「take away the gun」


「あれじゃー覚醒なんかあり得ないわ。それでも無駄な仕事をやらせたいの・・・」


「今度は大丈夫です」日系のイサムは、やたらにお辞儀を繰り返す。


ブン太と里香は諦めて探索を始める。





「もうすぐ出て来るわ。同じことはしないでよ・・・分かった」


「了解です」


程なくしてオークが瓦礫向こうから現れて、こっちの存在に気づき向かって来た。


里香は両手を前にだして魔法を発動。

オーク20体も走っていたのに急にピタッと止まる。


「ブン太ちゃん、手前の奴を解除するわよ」


『解除していいぞ』


1体が動けるようになったが目の前の3メートル越えのブン太に、軽くぶん殴られて3メートルまで飛ばされる。


瀕死状態のオークを軽く放り投げた。


「誰がやるの」と里香が睨みつける。



「そ、それでは、わたしが・・・」


日系のイサムは、支給された分厚い刃渡り30センチもある(なた)で叩く。


「ブヒー!!」と鳴くオークにビビる。


「なにやってるの、何度も何度も必死にやりなさい!」


体中に浴びる血に、狂気のように叩いて恍惚状態になった。


「ブン太ちゃん、次も解除するわよ」


解除されたオークは、呆気なくガシッと捕まえて、空中高く放り投げた。



「そこのあんた逃げるのよ・・・もう、面倒なんだから・・・」


手はかざしたままで移動して、呆然としている男を蹴り飛ばした。

そんな男が居た場所にオークが落下。


醜い姿のオークを見て「誰がやるの」



「I'll do it」


男は決心したようにオークに向かった。

もう、必死に鉈を振り上げて何度も叩いた。



又も瀕死状態のオークが投げ込まれた。



今度の男は、狂気のようにナイフを使って首を切り取った。


「オー!オーー!!」と雄叫びを発し続けた。



最後に残ったのがやらかした男だ。


「本人も反省してるので、どうか許してやってください」


「好きなようにしなさい」


ブン太に押さえつけられたオークを鉈で仕留める。

突如、動きが止まった。

両腕をだらんとして天を仰ぎ見る姿で「took!!」




10人の海兵隊は、2体のオークを倒した。



「あんたな・・・」


「風魔法を習得しました」


「あいつな何を習得したの」


イサムは、男に駆け寄り聞き出す。


「身体強化だと言ってます」


「次!」



「わたしと同じ風魔法です」


「次!」


「火魔法です」


「次!」


「素早さ倍増」


「力倍増」


「身体強化」


「力倍増と素早さ倍増だと・・・」


「中々な人材ね。次!」


「力倍増」


「素早さ倍増」


「なぜかしら近距離タイプが多いと思うけど・・・」


突如、ブン太が空をあおぎ見る。


『嫌な予感がするな・・・』


「本当なのブン太!」


『本当だ!』


「はやく逃げるわよ!必死になって逃げるのよ!ーー。」



目の前は川だ。


振返って空を見る。

ワイバーンが炎をふきながら降下して来ていた。


里香は、とっさに風魔法を使って炎を防ぐ。

なんとか風によって炎をそらせることに成功。


怒ったワイバーンは、空中で止まった状態で炎をふきだす。


「なんて、しつこいのよ」


もう1度、風魔法を発動。


ワイバーンは夢中になり過ぎた。

徐々に降下し過ぎたワイバーンに、凄い勢いでブン太が飛びつく。

上手く足にしがみついた。


ワイバーンも必死に振り落ともがく。

しかし、右に持った槍で足元を突き刺す。


「ギアアーーア」


もう1度、突き刺す。

それが致命傷になって降下。ブン太は飛び降りて無事だった。


『やったぞーー!火の魔法をとったぞ!』



「ブン太ちゃん、もう帰るわよ」


『わかった』


ワイバーンの首を背負って、ズルズルと引きずる。


「このワイバーンをどうするのですか・・・」


「もって帰るに決まってるでしょ。オークのかわりなら充分過ぎるわね」


そしてスマホを取り出す。


「はい・・・そうです・・・・オーク20体をG-22-34に放置状態です。・・・イエイエ・・・ワイバーンを仕留めたので持ち帰るところです・・・はい・・・お願いします」



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