表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/56

結晶




「ねえー、わたし達の部屋の窓も、開閉できるようにしてくれないかな・・・」


「えーー!むちゃ言うなよー」


「ユウなら出来るって・・・」


なんで、こうなった・・・

ベランダも欲しいって・・・甘い声でおねだりされたよ。

元々、綺麗な女性と親密な関係なんか無い俺は「わかりました」と言ってしまったよ。


『親分も大変ですねー』


ゴブ、それって慰めてる積もりか、けなしてるように聞こえるのだが・・・



ちょっと手間取ったが、なんとかなるもんだ。

俺が作ったベランダの窓を全開にする。


2階のベランダからの眺めも悪くないぞ。


「あ!ベランダと窓が出来たのね。みなー窓が出来てるわよーー」


「ナナねぇーの部屋が最初なの、今後はわたしの部屋よー」


ちょっとは休憩させてくれよー。


結局は、絶壁の壁にそって彼女らの部屋が作られたよ。

そして、キッチンの隣が俺の部屋だ。



そして、1階のダイニングルームの隣に風呂場が出来た。

ちょっと大きめな五右衛門風呂で、俺かライムが水を供給。


釜下で、薪を燃やすんだ。

釜焚きはコボで「ゴホゴホ」と()きしながら焚いてる。



「ユウ、キッチンのフライパンと鍋をお願いね」


五右衛門風呂の釜を作ったのが不味かった。

食器の陶器まで作ってるのに、俺は生産職か・・・



鉱石が多い山までドラ助に乗って飛んでゆく。


『主、あの山で良いのですか・・・』


「ああ、あの山だ。ゴブの地図が正しければの話だがな」


『なぜにゴブ殿は、そんなに詳しいのか・・・主は、分かっておられるのか・・・』


「なんでも、とり鳥や小動物から聞き出す能力があるらしい」


『なんと、そんな能力が・・・中々(あなど)れぬお方だ』


「バサバサ」とドラ助が着地。


俺は、ピョンと飛び降りた。

お!魔眼でも鉱石の埋蔵量が半端ないぞ。


土魔法でドシドシと崩し尽くす。

そして、手をかざしながら念じる。


鉱石から金属が分離するのが、手に取るように分かるぞ。


分離されなが鉄へと変化をしてフライパンの形にしてゆく。

おお、思い描いた形になってるぞ。


「中々なフライパンの出来あがりだ」


ちょっと表面は凸凹してるが味わいがあっていいかも・・・


今度は鍋だ。

直径30センチ、深さ20センチの鍋の完成。


そうだそうだ、お湯を沸かすヤカンも作ってと言われてたぞ。

こんな感じのヤカンでいいか・・・



ついでに武器と盾も作っちゃえー。

中々な槍と刀が出来上がったぞ。後は砥石で研げばいいだけだな。


砥石も作れるかな・・・?

試しにやってみる。硬い粒子を一気に固めて砥石もどきの完成。


水魔法でちょろちょろと水を垂らしながら刀を研ぐ。

思っていたより重労働だな。


あ、そうか砥石を回転させればいいんだ。


直径30センチの砥石を作ったぞ、そのまま回転さる。


刀を当てるとボコボコ感が・・・何度もやってるといい感じになってるぞ。

もう、一心不乱で研ぎまくる。


『主殿、そんなことが楽しいのか・・・我には分からぬ・・・』


ドラ助に言われて目が覚めた。

不思議に研ぎまくっていると、無心になれて没頭してたよ。

ここ最近は、ストレスの連続だったからなー。

なんか知らないが癒しになったような。


「お!中々な刀だぞ・・・(つば)(つか)も金属で作ったが仕方ない。俺ってそこまで刀に詳しくないから・・・」


「ブンブン」と振ってみたが、いい感じだぞ。


あの木でも斬るか・・・


5センチ程の太さの木だ。なんか斬れそうな感じがするぞ。


「エイ!」・・・え!斬った手応えが無いのに斬れてるぞ。


めちゃ良い刀だぞ。


能力が上がったせいなのか、全然重く感じない。

ならば(さや)まで金属で作ちゃえ。


刀の反りに合わせながら鞘が形成してゆくぞ。

あれよあれよと鞘が出来上がってしまった。



刀を鞘に納める。

そして、居合い抜きのように素早く抜いてみた。


「シャキーン」


30センチの太さの木が「ズズズズ、ドシャン」と斬れたぞ。

もう、名刀だな。





「ただいま。今帰ったよ」


「お帰りユウ・・・フライパンと鍋は・・・あれ!それって刀!」


なんか嫌な予感がしてきたぞ。


「もしかして、ユウだけの刀かしら・・・わたしは剣豪のナナなのよ。それって酷いことだと思わないの」


無限収納からフライパンと鍋を出してもダメだったよ。


「今、すぐに作って・・・」


もう、目がつり上がって怖い顔で見るのはわやめてくれー。


「嫌々、材料が無いから無理だよ」


「あ、そうだわ。結晶ガラスが作れるなら結晶刀も作れるわよね」


なんと、そんな発想までするのかよ。

考えれば頑丈な結晶だったよなーー。


「ナナねぇ、何騒いでるの・・・」


「ユウが、自分だけの刀を作って帰って来たのよ。それって有り得ないでしょ」


「ナナねぇは、刀オタクだから仕方ないね」


「もう、何騒いでるのよ」


ああ、4人になったよ。



山積みの土砂で土魔法を発動。


4人の目線がキツイぞ。


キラキタと集まる粒子が刀の形に徐々になってゆく。


「凄いわ。刀になってる」


透明な刀の完成。


「なんて夢のような刀なの・・・」


ダダダダッとナナは、駆け走る。


そして、大きくジャンプ。


「嘘だろーー!あの岩を斬る気だ!」


ナナが着地した途端に、岩が上半分が滑り落ちる。

「ドン」と落ちたぞ。



「ナナねぇ、凄いよ!宮本武蔵も真っ青だよ」


キキは、結晶杖。

リサは、結晶小刀。

シズは、結晶杖。


もう、嬉しくなったキキは、結晶杖を振り回しながら風魔法を唱えた。


「風よ吹け」


結晶杖が光りだして、小型竜巻が発生して周りの物を吸い上げる。


「え!ただのそよ風をだした積もりなのに・・・なんで、あんなに荒れ狂ってるの・・・どうしよう。ヤダヤダ」


あ、キキがパニクってるぞ。

小型竜巻が徐々に大きくまりながら俺らの方に向かってきている。

キキが制御してないからに違いない。


「急いで家に避難だ!」


「キキ、早く逃げるのよ」


「え!・・・」


ナナに手を引張られてキキも家に避難。


「ロックは、入口を塞げ!絶対に死守しろーー!」


小石を巻き上げて壁に暴風が吹きつける。


「あ!大変よーー。木人が吹飛んでるーー!」


「私の悪いの、全て私が・・・」


「キキが悪いわけじゃーないよ。結晶にあんな能力があるとは誰も予想だにしなかったよ」


10分後には、大型竜巻は消滅。


木人を探し出すのに苦労したよ




もし面白ければ。

下の項目の☆☆☆☆☆でポイント応援して下さい。


良ければ5点、悪い1点でもお願いします。

気になる方は、ブックマークを付けて下さい。

書く為の応援をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ