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我が家




俺らが住んでいた場所は、めちゃくちゃになっていた。


「安全を確保した住居がどうしても必要だな」


「そうね・・・この丸太小屋も頑丈で気に入ってたのに・・・これでは住めない」


「俺に考えがあるんだが・・・」


「どんな建物なの・・・それはどこ」


「岩で出来た絶壁なんだけど・・・ほら、あの木人達の森の奥で見つけたやつだよ」


「ああ、あれね・・・」


「・・・・・・」


「あそこには、もう木なんか無いわよ。あるとしたら若木しかなかったような」


「木なら無限収納で持ってこれるし木で家を建てないよ。俺の考えは、こんな風な住居なんだ」


地面に向かって、枝で絵を描いた。

縦の絶壁に対して穴を掘った感じで、1階2階と階段まで描いた。


「岩盤を掘った家ね・・・キッチンは何処なの」


「ここを予定してるけど・・・」


「そんな奥なんてダメよ。煙が出るから絶壁側に作らないと」


なんだよ・・・彼女らは、勝手に部屋割りまでして俺を部屋を端に追いやったぞ。

それも多数決で決めますって・・・それは卑怯(ひきょう)だぞ。





「木人らは、元々住んでた場所だからここに根を張るといいぞ」


(あるじ)の仰せのままに・・・』


生えてた場所に入り込んで根をグググと張り巡らす。


「もしも、怪しい奴らが来たら知らせてくれよ。それか、やっつけてもいいぞ」


『わかり申した』


あの賑やかな森が29本の巨木だけか・・・ちょっと寂しいな・・・

若木に植物魔法を発動。


あれ!少し成長したような・・・

今まで巨木で日陰だったから、緑の葉があざやかだな。


『主・・・若木が「ありがとう」と感謝の意思を示しております』


え!同じ木だから分かるのか・・・





「この絶壁は、まさにドデカイ1つの岩だなーー」


「近くで見ると分からないけど、遠くからだと惚れ惚れするぐらいに岩ねーー」


『親分、木人も言ってたぞ。この岩からマナが溢れてるって』


え!そうなの・・・よくよく見れば微かに・・・凄い岩なんだろう。



俺は絶壁に向かって土魔法を発動。

硬い岩がボロボロと崩れだす。


「ブーよ、皆でかき出してくれ」


『わかった』


「ブヒブヒ」と掛け声でかき出してるぞ。


横2メートル、縦3メートルの長方形の穴が20メートル奥まで出来てた。


「土魔法ってこんなに便利だったの」


「右側は、20畳のリビングで左側はあなた達の部屋よ」


『親分、良いのか・・・』


「見張り役だから交代で寝ずの番をするんだぞ」


『分かった』


「これって上の岩の全ての重量が掛かるのだから、壁をあつくして柱もいるかも・・・」


改めて考えると・・・成る程。


壁のあつみは1メートル、かき出した土砂を土魔法で圧縮しながら塗り固める。

あれ、良い感じだな。


20畳のリビングも魔物達の部屋も完成。

そして、土魔法の熟練度が上がったせいなのか、色々なことが出来るぞ。

1つ目は、金属を取り出して加工まで出来るぞ。

2つ目は、結晶の再生や加工だ。



試しにガラス窓みたいな結晶の窓を作るかな。


土魔法を発動。

あ、掘り出した土砂からキラキラと粒子が舞い上がったぞ。

その粒子が空中で成長して結晶が・・・厚みは1センチに・・・その成長を一定方向に・・・伸ばす。


あ、ガラス坂のように成長してるぞ。


「家づくりをほったらかして、何をしてるのよーー!」


「ナナねぇ、ガラス坂が浮いてるよ。なんて綺麗なガラスなの・・・」


ナナは、空中に浮いていたガラス坂を無理やり分捕ったぞ。

土魔法の発動中だったのに・・・無理やりに・・・あ、立ちくらみが「フーーゥ」


「アニキ、大丈夫・・・」


「ああ、ちょっとめまいが・・・しただけだから・・・」



「何これって、めちゃくちゃ硬いわ。わたしの身体強化でも割れない」


そんなに硬いのか・・・


リビングの外側の壁を土魔法で崩した。


「ナナとキキは、開いた穴に結晶ガラスを押さえてくれ」


「仕方ないわね・・・キキも持って」


「はい、はい」


「そうそう、そんな感じでいいぞ」


縦1メートル、横2メートルの結晶ガラスが土魔法によって結合。


「凄いわ!窓よ。なんて豪華な窓なの」


1番奥は、倉庫部屋作った。

そして、リビングに螺旋の階段を・・・失敗すると思ってたのにーー。

こんなに簡単に出来たよ。


そして、2階の部屋は5つも作り上げたぜ。


「それにしてもホコリっぽいわねーー、あに壁に窓の穴を開けてくれるかなー」


「穴なら簡単に開けられるが・・・」


一瞬で窓の穴が開いた。


キキは、風魔法を発動。

部屋のスミズミの土ホコリを風に包み込んで、窓の外へと吹き飛ばしたよ。


「へーー、そんなことも出来るんだ」


「見直したかしら・・・魔法は、わたしにとって簡単なことなのよ」


「ユウ、毛布を出して・・・」


「この毛布も・・・結構臭うぞ」


「仕方ないでしょ、飛行物体から見つけた物は5枚しかなかったもの」


「なんだライム・・・え!」


ライムは毛布を飲み込んだぞ。


「ライム!何をするんだ」


「ライムちゃん、食べたの・・・」


あ、プイッと吐き出したぞ。


「なんだこれは・・・綺麗になってるぞ」


「かしてーー、嘘!臭いもしないなんて・・・ライムちゃんは、お利口ね」


『ラ・イム!』


「そろそろ日が落ちてきたわよ」


「もう、寝るしかないか・・・スマホを出してくれ。充電するから」


「いつもいつもありがとう。こればっかりは、あなたしか出来ないから」


「そうよね、スマホがないと夜は真っ暗だから・・・だけど電波が届かないのは不便だわ」


「そんな愚痴を言ったらダメよ」



スマホが空中に浮きながら、空間から放電される電気で急速充電だ。

もう、俺の雷魔法でスマホのデータまで読み取れるまでなったよ。

今は秘密にしてる・・・データ改ざんなんかも出来るので、自分自身でも怖い。

もしかしたら、ハッキングも容易いかも・・・


「はい、充電できたよ」




俺は、窓から顔を出した。


「ロックは、入口の前で寝ていいぞーー。ブラックとドラ助は絶壁の上で交代しながら飯を食って来い。ヒドラは腹はすいてるかーー」


『大丈夫です。トカゲを食ったので・・・』


いつの間に食ったんだ。


『我らも分かり申した・・・ブラックよ・・・我が先に食いに行くぞ』


『分かった。見張りは任せろ』


「バサッ」と羽を広げて飛んで行ったぞ。


ドラ助は食いしん坊だからなーー。

いつ帰って来るか分からん。


ああ、オーク達も外で寝転んで寝てるぞ。


「ブー、ブー、ブー」




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