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君を盗撮・盗聴するほど、僕の心が荒ぶる愛。

作者: 七瀬
掲載日:2022/01/01






【カタカタ】【ゴトン】


彼女が夕ご飯の支度を始める。

今日の晩御飯は、どうやら? ハンバーグらしい。

彼女の作るハンバーグは、煮込みハンバーグと決まっている。

グツグツとデミグラスソースで煮込むハンバーグは見ていても美味しそうだ。

僕も一度でいいから、彼女の作るハンバーグを食べてみたい!

でも? その願いは叶わない。




今僕が見ているのは? 彼女の部屋に取り付けた小型カメラから

観る映像と盗聴器から彼女の声も聞こえている。

その姿を、僕は僕の部屋のパソコンから見ている。

いつも楽しそうに、料理を作る彼女。

気分がいい時は? “はなうた”も歌うほどテンションが高い。






~彼女との出逢い~


彼女の笑顔は天使だ!

僕の心を灯してくれる。

彼女の姿は天女に違いない!

この世のモノとは思えないほど美しいからだ!

僕は彼女を一目見て、好きになってしまった。

たまたま、あの場所で一瞬僕の横を通り過ぎた彼女。

僕に迷いわなかった。

僕は目的地には行かず、そのままUターンして彼女の後を着ける。

距離を置きながら、僕は彼女を後ろから追い、彼女は住んでいる

マンションに入って行った。

そのマンションは、オートロックの為、僕は中には入れなかった。

僕は外から彼女がエレベーターで降りた階とどの場所の部屋かを

確認した。

どうやら? 4階の408号室の部屋のようだ。





・・・数日後。

僕は作業着を着て、彼女の部屋のインターホンを押していた。



『すみません、水道屋です! 今点検で、このマンションの各部屋

ごとに水道点検をしてますので、中に入ってもよろしいでしょうか?』

『あぁ、はい! どうぞ!』

『ありがとうございます。』




僕は早速、水道点検をしているフリをして小型カメラを取り付けた。

彼女は僕の作業の邪魔をしないように、別の部屋に居てくれた。

僕にとっては、有難いことに作業がはかどった。

彼女にバレずに簡単に小型カメラと盗聴器が取り付けられたからだ。

僕は彼女に仕事が終わった事を伝えて彼女の部屋を後にする。

僕はこれで、好きな時に好きなだけ! 彼女を監視できるのだ。

彼女は何かあると? 彼女の母親に電話していろいろ相談していた。

僕がパソコンで見ている前で、泣き崩れる時もあったし一人で何かに

怒る時もあった。

彼女は愉快な人だ!

感情表現が豊かで、彼女は僕を飽きさせない。

いつも僕は、自分の部屋のパソコンから彼女を見つめている。






~僕の決意と彼女への気持ちが止まらない~




僕はどんどん彼女にのめり込んでいった。

ただ僕の部屋からパソコンで彼女を見ているだけじゃ物足りなく

なってきた。

僕も彼女のアノ部屋に行って、彼女の笑顔や声を感じたい!

僕の心は暴走していく。

止まらない彼女への愛。

僕の心が荒ぶっている。

僕はとうとう、行動に移してしまった。

彼女の住むマンションの前で、僕は彼女を待っていた。

彼女が何時に、仕事から家に帰って来るかも僕は知っている。



『ごめんね、急に来ちゃった!』

『・・・えぇ!?』

『今日の晩御飯は、カレーかな? 昨日、そう言ってたもんね!』

『・・・ど、どなたですか? 何なんですか? 私の事、なんで

知ってるんですか?』

『ほら、聖花? 僕だよ和真だよ。』

『貴方の事なんか知りません! 警察呼びますよ!』

『呼べばいいよ、僕はいつだって! 聖花の事を“見てるよ”』

『えぇ!?』

『じゃあ、今日のところは帰るよ、またね!』

『・・・・・・』








~彼女は僕の事を知らない~



あの時の彼女は僕を“不審者”のように見ていた。

僕はそれが凄く悲しかった。

僕が誰よりも彼女の事を知っているのに、、、。




彼女は数日後、知らない男性ひとを2人、彼女の部屋の中に入れた。

僕は最初、彼らが何者なのか分からなかった。

でもどうやら? 彼らが“業者の人間”だという事が僕にでも分かった。


そう! 彼女は部屋の中に“カメラと盗聴器”がないかこの2人の男性

に調べてもらっていたのだ!

彼女は僕の言った、聖花の事を“見てるよ”という言葉が気になったらしい。

それで、彼らを呼んだのだろう。

当然、調べてもらった結果! 小型カメラと盗聴器が見つかる。

彼女は、ずっと僕に見られていた事にこの時気づいたのだ。







・・・小型カメラと盗聴器は見つかったけど?

僕は彼女の事を諦めたりしないよ。

こんな気持ちになったのは? いつぶりだろう。

こんなに僕の心は君の為に荒ぶっている。

これからも、よろしくね!



【さあ、次はどんな手を使おうか?】



最後までお読みいただきありがとうございます。

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