【日本の「見えない価値」を金額換算してみる】
1. 治安の良さ(安心コスト)
スマホをテーブルに置いたまま席を立てる心理的余裕。
子どもだけで電車に乗れる社会。
→ 海外ならセキュリティ費用や保険料などで 年間10~30万円相当 の価値。
2. 時間的コストの少なさ
公共交通の時間の正確さ(例:5分の遅延に駅員が謝罪)。
行列でも早いサービス(役所、レジ、病院など)。
→ 海外では「1時間並ぶ」が普通なので、1人あたり年間50時間以上の差 → 時給換算で 年間5~10万円相当。
3. インフラ復旧の早さ
自然災害後のインフラ復旧が世界トップクラス(例:東日本大震災後の鉄道復旧)。
→ 海外では数週間~数か月が普通。停電や断水で損失が出る。
→ ビジネス損失や生活ストレス分を換算すると 年間数万円〜数十万円相当。
4. 無料で利用できる公衆サービス
コンビニのトイレ(清潔、紙あり、無料)
公共トイレの多さ・清掃頻度
無料の水、緊急避難所、自販機の信頼性
→ 海外では有料やトイレがない。心理的&実質コストで 月1000円×12=1万2000円相当。
5. 保険・公共コスト
車の任意保険が安く、処理もスムーズ。
健康保険制度が整っている(自己負担3割・高額療養費制度)。
→ 米国などでは1回の病院で数万円〜数十万円。差額は年30万〜100万円に及ぶことも。
仮にまとめると…
項目年間価値(目安)
治安の良さ10~30万円
時間的効率5~10万円
インフラ対応5~20万円
無料サービス1~3万円
保険や医療10~100万円
合計30~160万円 の「見えない価値」
結論
日本に住むということは、毎年「見えない30万~160万円相当の恩恵」を受けている可能性があるということです。これは給料に含まれない「非貨幣的報酬」であり、国際比較の際に見落とされがちな大きな価値です。