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民権宣言 人権や個人の権利からの脱却

民権とは、人権の上位に位置する概念であり、特定の人々が富と自由を独占することを否定する思想です。

人は本来、他者と協力し、支え合い、分かち合いながら生きる存在です。にもかかわらず、「人権」という概念は、個人の権利を守るように見えて、実際には人間を孤立した個へと分断し、相互扶助や連帯といった関係性を弱体化させてしまう危険を孕んでいます。

現代の「人権」は、しばしば勝者――特に資本を持つ者たちの自由を保障するための装置として機能し、社会的弱者や民衆の実質的な幸福を顧みていません。

よって、私は「人権」や「個人の権利」といった発想を、「民」=共同体としての民衆の幸福と尊厳を基盤とした「民権」に置き換えることによって、真の幸福の追求と共生社会の実現を目指したいと考えます。


人権とは、個人の幸福の最大化を目的とする概念です。しかしその起源をたどると、フランス革命やアメリカ独立宣言における「人権」は、地主や資本家といった支配階級によって、自らの自由と財産を守るために宣言されたものでした。つまりそれは、万人の権利をうたいつつも、実際には勝者の幸福を最大化する仕組みとして機能してきたのです。この個人中心の人権思想は、現代においても新自由主義と結びつき、格差の正当化を助長しています。

私はこのような個人主義的発想に代わり、民=社会的なつながりと共生を重視する存在を基礎とした「民権」の思想を提唱します。民権とは、全体の調和・持続可能な幸福を追求するための、共有的で相互的な権利概念です。


人権や個人主義と民権を分けることにより立ち位置を明確にし、よりみんなの為の権利になるようにしていきたいです・


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