華のお江戸の振袖小町 登場人物
読んで字のごとくです。
キャラクターデザインをしてくださる方がいらっしゃいましたら、そのイラストを掲載いたします。
「華のお江戸の振袖小町」登場人物
・火宮さくら
彩羽高校2年B組。学校の成績も運動神経も普通だが、優しい心を持ちどんなことにも一生懸命ながんばり屋。その性格から、本人曰く「誰とでも仲良くなれる」。
友情を大切にしており、自分の友達を侮辱した相手には本気で怒る。
ある日学校からの帰り道でイナリと出会ったことから火の振袖小町となり、それを機に「小町部」を校内で設立、部長に就任。
一軒家に両親と住んでいるが実家は神社。そのため時々神主である祖父の手伝いをしている。赤髪ロング。
大詰めは炎の力を持つ剣「聖剣・紅」で敵を一刀両断する「意気陽々」。
・水崎あおい
さくらの幼なじみで大親友。彩羽高校2年B組。学年トップの成績の持ち主。水の振袖小町で、冷静沈着なチームのブレーン。本人に自覚はないが、蓮に負けず劣らずのブラコン。
人当たりもよく友人も多いが、蓮以外の同年代の異性への耐性がないに等しく、見知らぬ男性に言い寄られることや男性のセクシーな姿、ラブレターが大の苦手(普通のコミュニケーションはとれる)で、それでも異性人気が高いことが悩み。
大詰めは水流を乗せた槍「烈槍・紺碧」で敵を貫く「明強刺水」。
・土屋アイリス
彩羽高校2年A組。土の振袖小町であり、生徒会で書記を務めている。父が日本人で母がイギリス人のハーフ。おっとりした性格でナイスバディなため校内にファンも多い。
金髪碧眼の見た目から誤解されがちだが、生まれてからずっと日本で過ごしていたため日本語しかできず英語も苦手。
サッカーが大好きで、地元クラブチームであるシルビコット東京の大ファン。シルビコットを応援するときだけは性格が変わる。腕前も中学で怪我をしてプロの道を断念するまでは「未来のなでしこジャパン」と称されていたほど。
サッカーだけでなく料理も趣味だが、その腕前は……。
大詰めは巨大な岩の拳「豪拳・山吹」をロケットパンチのように放つ「拳土超来」。
・木谷かりん
彩羽高校2年F組。木の振袖小町で、小学生に間違われるほど小柄だが高校生。
「りゅいふぉん」というCNで活動しているコスプレイヤーでもあり、アニメ、漫画、ゲーム、特撮など守備範囲はかなり広い。コスプレイヤーとしてはそこそこ有名で、Twitterのフォロワーは4桁いる。
振袖小町としての姿をかなり気に入っており、全く同じデザインのコスプレ衣装を作ってイベントに参加することも。
過去にいじめに遭っていたことがあり、それが原因でまわりに壁を作っていた。その経験からいじめを絶対に許さないという信念を持つ。
大詰めは木と風のエネルギーでできた矢を放つ弓「迅弓・萌葱」から放った矢とともに木の葉と花びらの嵐を巻き起こす「一斉風靡」。
・水崎蓮
あおいの双子の兄。彩羽高校2年B組。さくらに助けられたことから振袖小町の正体を知る人物となり、彼女たちに協力する。
スポーツ万能にもかかわらず特定の運動部に所属していないことから、よく運動部から助っ人を頼まれている。大のシスコンで、あおいが戦いで傷つくことを恐れている。
容姿端麗で才女の妹に対して、こちらも文武両道なイケメンのため女子生徒からモテるが、好きな人がいるため基本的に告白は断っている。
・金丸かんな
彩羽高校2年C組で、さくらたちの友人。制服を着崩し、アクセサリーをたくさん装着したスタイルを着こなすギャル。友人のことをあだ名で呼ぶ。髪は金髪で、校則に抵触しないほどのアップにしている。
担任である唐木田から部活に入るように言われ、さくらたちが振袖小町であるとは知らずに小町部に入部する。
見た目や授業態度に反して成績がいいことなどから一部の生徒や教師たちの評判は悪いが、曲がったことが嫌いで優しい性格の持ち主。
・イナリ
オリエント・ゾディアックによって振袖のカケラ探知機として改造された白い毛を持つミュータント狐。性別は♂。9本のしっぽを持つ。
脳改造の寸前でオリエント・ゾディアックに抵抗し、振袖のカケラを4つ奪って脱走した。(しかしうち3つは脱走中に紛失。後にそれらはあおい、アイリス、かりんがそれぞれ入手)
お調子者な一面があり、「人間社会の勉強」と称して何かと言ってイベントに参加したがる。
振袖のカケラが近くにあると額にある赤い石が光る。この石はそれ以外にも振袖のカケラを入手すると、それを伊吹神社地下にある衣桁にワープさせて保管する機能がある。
・白川桃香
彩羽高校社会科教師で2年B組担任。27歳。小町部顧問。百合と比奈とは高校時代の同級生で親友。独身でここ数年彼氏もいないため素敵な男性との出会いを求めている。
生徒の教育に熱心で何より生徒を大切にしている反面、教師としては小柄で幼い見た目と声から生徒からは「桃ちゃん」と呼ばれてしまっている。
振袖小町の正体がさくらたちであるとは全く気付いていない。
・火宮幹夫
さくらの祖父で伊吹神社の神主。振袖小町の正体を知る数少ない人物の一人。75歳。
振袖小町の伝承を幼いころのさくらに伝え、その際に語らなかった伝承を今のさくらたちに話す。普段は飄々としているが、実は空手の達人。
・笹山百合
彩羽高校養護教諭。27歳。桃香と比奈とは高校時代の同級生で親友。桃香とは違い男性との出会いは求めておらず、過去に恋人がいたらしくそれに触れるのはタブー。
スレンダーな美女で、桃香と並んで生徒や男性教師からの人気が高い。
大富豪の一人娘として生まれたが、とある理由により家と縁を切ったためそれを隠して一教師としていつも生徒たちを優しく見守っている。
・菊池比奈
テレビ局「けやきテレビ」のニュース番組の人気レポーター。27歳。桃香と百合とは高校時代の同級生で親友。
メディアにおいて振袖小町を最初に紹介した人物で、彼女たちの正体に迫ろうとしては毎回失敗している。
正義感が強く、過去にも数々の著名人の不祥事に臆せず切り込んでいる。
・オリエント・ゾディアック
現在ある世界を「腐りきったものである」としてそれぞれの理想的な世界に創りかえるべく活動している組織。
以下に記す12人のメンバーがそれぞれ振袖のカケラを1つずつ持ち、世界を創りかえるほどの強大な力を持った主の復活のために活動している。
本拠地はさくらたちが暮らす花ヶ咲より少し離れた場所にある廃研究所。
メンバーは主を復活させて自分が望む世界にすべく活動しているが……。
・チュイ
少年の姿をしていて、振袖のカケラの収集をゲーム感覚で楽しんでいる。
身軽なことと、小柄な体を生かして素早く振袖のカケラを奪っている。
大詰めは素早く動きながら分身を作って攻撃する「軽跳浮拍」。
・ボヴィーニ
露出の高いドレスを着たナイスバディな美女。
妖艶な策略家で、振袖小町が各メディアに知られるようになったきっかけを作った。
大詰めは攻撃や回復などあらゆる種類の光線を胸部から放つ「発砲美人」。
・ティーガー
イケメンの少年。過去にさくらたちに会ったことがあり、さくらに興味を持ち出撃のたびに彼女を執拗に付け狙うヤンデレ。
組織の目的にはあまり興味がなく、さくらを狙う者はたとえ仲間だろうと容赦なく牙をむく。
大詰めは追尾式の雷を放つ「不和雷導」。
・ラパン
人気アイドル・因幡卯月として普段は活動している。芸能人としてはクレマチスプロダクションに所属。
卯月としてはファンに笑顔を振りまく明るい性格だが、本性はファンを見下している。
ラパンとしてはつかみどころのない性格をしているいわゆる電波系。
大詰めは歌で人々を洗脳し自分の意のままに操る「異苦同音」。
・ロン
正々堂々とした戦いを信条としている冷静沈着な剣の使い手。
オリエント・ゾディアックのまとめ役。主の復活という使命に最も忠実。
大詰めは剣で敵を切り裂く「牙竜天睛」。
・セルペンテ
敵を痛めつけるのが大好きなサディスト。だが、どこか抜けているところが目立つ。
大詰めは地中から無数の毒蛇を呼び出し、毒を浴びせる「精巧雨毒」。
・ゴーダ
酒と戦いをこよなく愛する巨漢。
戦うとき以外は常に飲酒しており、強い者と戦うことと帰還後に戦利品の酒を飲むのが楽しみ。
大詰めは酒を一気飲みして力を開放する「一気当千」。
・カルネロ
マッドサイエンティストで自作のメカ「ラム・マトン」に乗って動く中年の男。
実験台がどうなろうと自分には関係ないと考える冷酷な男。
大詰めはラム・マトンから一斉射撃を放つ「踊闘苦肉」。
・キマ
派手な服装をしたオカマ。イケメン(ただしスキロスは例外)に目がない。
大詰めは相手の大詰めをコピーしてそのままやり返す「一目了全」。
・プチッツァ
翼を生やして空を飛ぶことができる少女。
友達や友情に否定的で、友達であり仲間で行動するさくらたちを「仲良しごっこ」と呼んで蔑んでいる。
大詰めは空から羽の雨を降らせる「彩色剣美」。
・スキロス
眼鏡をかけた知的な男で、策略を巡らせるのが得意。読書が趣味。
キマとは仲が悪く、顔を合わせるたびに口論になっている。
大詰めは相手に実体のある幻を見せて攻撃する「護裏夢中」。
・ハンジール
ガチムチで脳筋の大男。気合と根性で何でも解決すると考えている精神論者。
巨体の見た目通り怪力の持ち主。暇さえあれば筋トレをしている。
大詰めは力を腕に集中させて殴り飛ばす「質実剛拳」。
ひとまず第4話までに登場した本筋に絡む人物を掲載。
それ以降の人物についてもちょくちょく書いていきますのでご期待ください。