161 動乱の予兆
後半部分で理由付けが薄い部分を修正しました。
戦技の名称を変更しました。
闇エルフと思しきフードの男。私がその正体を看破した瞬間、殺気が闇エルフから迸ると同時に、周囲のクルス人たちが武器を抜いて襲いかかってきた。
片刃の長剣に細長い槍。彼らの持つ武器はすでに護身用と呼べるものではなく、あきらかに対人殺傷を目的とした物だ。
「うるぁあ!」
最初に声をかけた厳つい顔のクルス人がカトラスで斬りかかってくる。私はその刃を外套で巻き込むようにしていなすと、間近にまで迫った男が驚いたように口を開く。
「女……何もんだ?」
「お前たちこそ何者だ? 闇エルフと言っただけで何故襲ってくる?」
「……うるせぇ、さっさと死ねっ」
私は、男が力任せに引き抜こうとする絡み取った刃を解き放ちながら、蹴り飛ばして距離を取ると、後ろから見ていた闇エルフが苛立ったような声を出した。
「騒ぎ立てるな。早く殺せ」
人の目に付きにくい場所とはいえ、騒ぎ立てれば人目を引く。
やはり、こいつらは目的があってここにいたことになる。このフードの男が町から姿を消した闇エルフの一人なら、魔族絡みの可能性があった。
だが、それを考察する暇もなく、闇エルフの言葉に残った四人のクルス人が襲いかかってきた。
「だぁあ!」
一人の男がよくしなる細い槍を突き出した。他の武器といい、この手の武器は魔物や鎧を着た兵士相手ではなく、一般人相手に最も効果を発揮する。
槍が突き出された瞬間に外套を膨らませるように大きく広げ、槍の穂先が外套の下の何もない空間を貫いたと同時に前に出た私は、手の平の〝影〟から出した鋭い暗器を槍使いの咽から延髄まで突き刺した。
多人数が相手なら手傷だけを与えて戦闘力を奪い、足手纏いにする戦法もある。だがこの程度の人数なら殺したほうが早い。
最初のクルス人がランク3だと仮定して、残りのクルス人は戦闘力200前後……ランク2の上位といったところか。雑兵に用はない。武器を抜いた以上は容赦をする理由もなくなった。口を割らせるのなら上役が二人いれば充分だ。
ゴッ……!
槍使いが崩れ落ちる影から上に放った分銅型のペンデュラムを振り下ろして、様子見をしていた両手持ちのカトラスを持った男の頭蓋を砕く。
「て、てめぇ、よくも!」
立て続けに倒れた仲間の姿に、最初に蹴飛ばされて尻餅をついていた男が、浅黒い肌を赤黒く変えてカトラスを構えた。
「待て、そいつはおかしいぞ!」
「うるせぇ、長耳野郎っ! 俺に指図すんな!」
闇エルフの制止を振り切り、男が再び襲いかかってきた。
どうやらクルス人たちと闇エルフは、味方であっても仲間ではないようだ。
私は残り二人のクルス人を視線で牽制し、情報源とすることを決めた最初の男の刃を黒いナイフで逸らしながら、滑り込むように飛び込んで男の顔面を肘で打ち抜いた。
「ぐごっ!?」
鼻と口から血を撒き散らした男が何メートルも後ずさりながら膝をつく。
「……こ、この女っ」
頑丈な奴だが、しばらくは動けないはずだ。
まずは残りを片付けようと動き出した瞬間、視線の端で血塗れの男がニヤリと笑い、闇エルフから呪文の〝韻〟を踏むような呟きが聞こえてきた。
「ハッ、てめぇが死にやが……」
「――【火矢】――」
闇エルフから四つの【火矢】が同時に撃ち放たれ、呪文の韻に気づいていた私は横に飛んでそれを躱す。
同じ魔術を同時に複数放つ高等技術。だが、私に放たれたのは一つだけで、他の三つの【火矢】は、私に意識を向けていた他の三人を背後から撃ち抜いていた。
「ぐああ!?」
レベル1の【火矢】でも背後から急所に受ければ致命傷となる。私の隙を突いて勝利を確信していた男は、後頭部から撃たれて火まみれになりながらも、信じられないような顔で私を見つめながら崩れ落ちた。
「ちっ」
仲間だったクルス人を殺した闇エルフが舌打ちをして背を向ける。
おそらく雑兵では勝機が薄いと感じて口封じに目的を変えたのだろう。私もスカートを翻してナイフを抜き撃つが、一瞬遅く闇エルフが飛び込んだ路地の建物に阻まれた。
即座に私も後を追う。だが路地に入ったはずの闇エルフの姿は見えず、探知で気配を探ると二階建ての屋上へと消えていく外套の裾がちらりと見えた。
私も刃鎌型のペンデュラムを屋上の端へかけて一気に壁を駆け上ると、屋上へと上った瞬間に【火矢】が飛んできた。でもそれは、私も逃亡する時にやったことがあるので心構えはできている。
「――【魔盾】――」
すかさず作りだした【魔盾】が【火矢】を逸らす。
「なにっ!?」
それを見て驚愕した闇エルフが慌てて他の建物へと飛び移ろうとしたその時には、私も次の構成を終えていた。
「――【幻痛】――」
「ぎゃああ!?」
突然の激痛に足をもつれさせて闇エルフが屋上から落ちる。
その後を追って私も屋上から飛び降りると、どうやら足を折ったらしい闇エルフは、幻痛に耐えながらもフードの脱げた黒い肌の顔で私を睨み付けた。
「何故……あの魔術を知っている? 【魔盾】は我らの中でも一部の者しか……」
「やはり魔族か」
私の使う【魔盾】は、元魔族軍の『戦鬼』である師匠が、そのまた師匠から伝授されたものだ。ならばそれを知る者は師匠と同郷の魔族しかいない。
「……くっ」
意図せず情報を漏らしてしまった闇エルフの男が口を噤む。だがその態度で確信もできた。
私が師匠の魔術を使うことで師匠の生存が魔族に知られる恐れはあったが、どちらにしろ私の戦術や体術は魔族由来のものが多いので今更だ。
知られてまずい相手なら始末すればいい。その前に何を企んでいるのか聞き出そうと刃鎌型のペンデュラムを取りだすと、闇エルフの男は脂汗を流しながら私を睨みつけていたが、突然達観したように表情を無くして、自分の胸元に下げていたペンダントの飾りを噛み砕いた。
「ぐぉお……」
「っ」
大量の血を吐き出した男がうつ伏せに倒れる。……服毒か。情報を取られる前に自害をしたようだが、それほどまでに隠す理由とは何か?
おそらくはその飾り自体が毒物の結晶か、毒を仕込んだ小さな玻璃製の瓶だったのだろう。だが……反撃もせず即座に自害するとなると、魔族でよほど大きな計画が動いている可能性がある。
通りに出て気配を探ると、この闇エルフやクルス人のような者たちを何カ所かで見つけた。そのすべては対応できない。情報を取ろうとしても自害をするなら無駄だろう。ジェーシャに伝えようとしても彼女ももう出立している頃だ。
魔物の大量発生。動き出した地竜。リーザン組と魔族の関係……。そのすべてを調べるには時間が無いし、おそらくはもう動き出している。
「……情報が足りない」
気にはなる案件だが、私にはもっと優先すべきことがある。とりあえず私は自分の役目を果たすべく、エレーナのいる拠点へと走り出した。
***
「どうしてこんな所にっ!」
拠点へと向かう途中、カミールは一体の魔物と遭遇した。
二メートルを軽く超える人型の巨体に、岩のように硬い肌。歪な人族のような頭部に生える二本の角……その砂塵に紛れるような砂色の肌を持つこの魔物は、この地に生息する『オーガ』の一種だ。
オーガは通常種でもランク3の上位からランク4の下位になる強力な魔物で、この地域に生息するオーガは古代遺跡レースヴェールの奥地にいるはずだった。
ごく稀に群分けで数体のオーガが遺跡の外にも出没することがあるが、カミールが遭遇したのは一体のみ。おそらくはあの甲竜と同じように何かに追い立てられて遺跡から迷い出た個体だろう。
『グォオオオオオオッ!!』
オーガは喰人鬼だ。どうやら飢えているらしいその個体は、ようやく見つけた餌に歓喜の雄叫びをあげる。ただでさえ強力な魔物だが、厄介なことにオーガはどこから見つけたのか、刃先が折れた錆びた大剣を所持していた。
「…………」
交戦は避けられないと判断して表情を消したカミールが二本の魔剣を引き抜いた。
実力的にはほぼ互角。だがその危険以上に、この人食いの魔物をロンたちがいる拠点に近づかせるわけにはいかなかった。
『ガァ……』
カミールの雰囲気が変わったのを見て、オーガは目の前の人類種を『肉』から『敵』へと見る目を変えた。
『グォオオ!!』
「ハアッ!!」
ガキンッ!!
折れた大剣と魔剣がぶつかり魔力の火花を散らす。
ぶつかり合って大剣の刃が欠けたが、ステータスの差でカミールが吹き飛ばされた。
だが、カミールは魔剣の特性を活かし、その威力さえ利用して反撃に転じる。自分を中心に回転して攻撃を受けた逆側の魔剣でオーガの腕に切りつけた。
ギシ……ッ!
『ガァアアアッ』
カミールの攻撃を受けたオーガの顔が笑うように歪む。魔剣の刃は確かにオーガの腕を捉えていたが、岩と同じ硬度を持つというオーガの肌を深く斬り裂くことができなかった。
「……ッ」
カミールも無理に攻撃しようとせず、一旦距離を取る。
硬さだけではない。おそらくは実戦経験が違う。同じランクでもカミールとアリアの実戦経験に差があるように、戦闘力が1000近いこのオーガも実戦経験でカミールを上回っているのだと認めるしかなかった。
カミールにも実戦経験の差を埋める術はある。だが、それにはわずかだが時間が必要で、このオーガの前でそれを行うのはかなりの賭けになる。
『ッ!?』
ギンッ!
その時、どこからか飛来した矢のような物がオーガの皮膚で弾かれた。
岩場の陰から突然飛び出してきた小柄な外套の人物が、横手に回り込みながら素早く装填したクロスボウの矢を連射する。
『グガアアアアアアア!!』
突然の乱入者に怒りの叫びをあげながら、オーガが折れた大剣で矢を弾く。だが、その隙を突くようにもう一人の乱入者が現れ、棍棒のような物でオーガの後頭部を殴打する。
『ガアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!』
さしものオーガもわずかによろめき、怒りの叫びをあげてその意識を乱入者たちに向けた。乱入者の戦闘力はランク3程度。その実力でこのオーガに勝てるか難しいが、彼らの乱入でカミールに〝切り札〟を使わせる隙が生まれた。
「――【解封】――」
特殊な発動ワードで、カミールの持つ二本の魔剣から封が解かれた。
魔剣から蓄積された『経験』がカミールに逆流する。脳を侵食されるような気持ち悪さに耐えながら飛び出したカミールは、魔剣に刻まれた〝技〟を行使した。
「――【兇刃の舞】――」
『グォオオオオオオオオッ!?』
二本の短剣を使い、舞うように回転しながら放つ怒濤の八連撃。
まるで暴風のような剣戟の渦に巻き込まれたオーガは岩の肌を切り刻まれ、渇いた大地に倒れ込むようにその血をぶちまけた。
「……ッ」
急激な力の行使で、両腕に痛みを感じたカミールが呻きを漏らす。
魔剣の能力は『経験の蓄積』であり、その中にはレベル5短剣術の戦技【兇刃の舞】が刻まれていた。戦技だけでなく技も刻まれているが、ランクが低い者が使えば当然その反動は肉体に返ってくる。
「……ご無事で?」
「カドリ……? イゼル?」
カミールは外套のフードを取って素顔を晒す、クルス人と闇エルフの父娘に視線を向けた。
名を呼ばれたカドリとイゼルが微かに笑みを漏らし、カミールの側に寄るとその場で膝をついて頭を垂れた。
「お迎えに上がりました……カミール様」
***
「アリア……」
エレーナは崩れかけた見張り塔にある窓から外を見ながら小さく呟いた。
アリアのことは常に心配しているが、この世の誰よりも信頼している。でも、今日に限って嫌な胸騒ぎが晴れることはなかった。
エレーナに【加護】のような力はない。それでも、今は火属性を消されて三属性になっているが、元々は四属性の魔術師だ。彼女自身のランクは3止まりだが、四属性を持っていたエレーナの魔力制御はレベル4に達している。
【エレーナ・クレイデール(第一王女)】【種族:人族♀】【ランク3】
【魔力値:250/250】【体力値:135/135】
【筋力:7】【耐久:8】【敏捷:12】【器用:8】
【光魔術Lv.3】【水魔術Lv.3】【火魔術Lv.0】【風魔術Lv.3】
【無属性魔法Lv.1】【生活魔法×5】【魔力制御Lv.4】
【威圧Lv.2】【毒耐性Lv.1】
【簡易鑑定】
【総合戦闘力:480(魔術攻撃力:576)】
それが大気に満ちる魔素の変異に気づいたのか、窓から遠くに霞むように見える古代遺跡の方角へ、エレーナは無意識に厳しい視線を向けていた。
「何か見えるの? 〝レナ〟」
「……休憩ですか? 〝ロン〟」
熱気球を修理していた屋上から降りてきたロンに、エレーナがどこか一線を引いたような笑顔で応える。
エレーナもロンも、互いにその名が偽名だと気づいている。ロンはおそらくどこかの国の貴族で、彼もエレーナが貴族だと気づいているはずだ。
エレーナも彼らと関わるようになってその人柄は信用している。けれど、貴族として名も明かせない相手を信頼するわけにもいかなかった。
(お互い様ですけど……)
わざと関係に一線を引いてしまうのは貴族の性だが面倒な話だと、エレーナも思わず自嘲する。アリアも心から彼らを信頼しているわけではないが、子どもたちの彼らに対する懐きようを見て、エレーナを(打算込みで)任せるほどには信用していた。
エレーナもあの幼い子どもたちやその世話をするチャコがいなければ、彼らと一緒にいようとは思わなかったはずだ。
当然、ロンやカミールの二人も、ある程度自分たちを警戒しているものだとエレーナは思っていたのだが……。
「あ~……なんだ、困ったことはないか? 砂漠の生活は大変だろ?」
「ええ。大丈夫です……けど?」
最近になって、特に子どもたちの世話をする姿をロンに見せるようになってから、ロンの態度が軟化してきたようにエレーナは感じていた。
アリアに対するカミールほどの急激な軟化ではないが、子どもたちに対する素の自分を見せたことで信頼度が上がっているのかもしれない。
(子どもたちは可愛いですから……)
エレーナも素を見せるつもりはなかったが、少し年長になった闇エルフのノイは恥ずかしがってあまり近づいてこないけれど、ドワーフのラナと犬獣人のナルの幼児二人はまとわりつくようにエレーナに懐いてくれた。
だが、……その好感度の高さが問題になる場合もある。
「……レナお姉ちゃん」
「あら、どうしたの? ラナ」
まだ四歳の幼女ラナが泣きそうな顔で階段を上がってきた。まだお昼寝中だと思っていたが、起きたときに畑仕事に行ったチャコはまだ戻っていなかったのだろう。
「怖い夢でも見た?」
「ううん、違うの……ナルがおそとに行ったの」
「……え?」
ナルはまだ三歳だ。男の子で獣人なので人間の幼児よりよほど活発だが、それでも一人で出掛けるには幼すぎる。
「ナルはどこに行ったの? いつからいないの?」
エレーナが焦りを隠しつつラナと視線を合わせてそっと尋ねると、ラナが下唇を噛んで泣きそうになる。
「あのね、ナルね、薬草を摘みにいったの……」
「薬草……?」
「あたしが悪いのっ。変な匂いのする真っ赤な草なら岩場にあるよって、教えたから」
「あ……」
その言葉でエレーナも思い出す。
赤い草。名称は別にあるが、それは砂漠の特定の場所に生える、多肉植物だ。この地域で食用とする物と違い、それは特殊な加工をすれば上級ポーションを作る材料の一つになる。
瘴気のある場所に咲くデスルートと違い、遺跡にまで行かなくていいので比較的集めやすいが、おそらくナルは、素材を集めているアリアとカミールが話しているのを聞いて、その赤い草が足りていないことに気づいたのだろう。
そしてナルは、幼いなりに自分ができることを考え、行動した。
幼さを理由にして、ただ座して待つのではなく、自分にできることを捜して、ここにいる皆のために動いたのだ。
「ごめんなさい……」
「ラナ……」
泣き始めたラナをエレーナは抱きしめる。彼女は何も悪くない。けれど、ナルが怪我でもすれば彼女の心に傷を残すことになるだろう。
「レナ、僕が探しに行く」
「ロンっ」
話を聞いていたロンが、いつもの軽い笑みを消してそう言った。
戦闘職二人で素材を集め、上級ポーションを売って金に換え、修理素材を集めて熱気球を直す。それは、エレーナやロンを含めた年長組で決めたことだ。
それを子どもたちがまだ幼いからと、不用意に目の前で話してしまったことに彼は責任を感じているのだろう。
ロンもエレーナと同じように、言い知れない不安を感じているのかもしれない。
「…………」
ナルの行動。ロンの責任感。それらを見てエレーナは考える。
エレーナやアリアに子どもたちに負う責任はない。子どもたちを見捨てられずに救うと決めたのはロンやカミールだ。エレーナとアリアの目的は自分の生存を国元に知らせて帰還することになり、その他の事柄は二の次だった。
でも、はたしてそれが正解なのか……?
エレーナが国に戻ることは、貴族が割れることを防ぐことになり、そのために犠牲があったとしても必要な犠牲だと考えている。
あらゆる物を切り捨ててでもエレーナは帰還しなければいけない。
だが、どこまで切り捨てるのか? 目的の達成を優先するためにはどこまで切り捨てなければいけないのか?
王とは孤独なものだ。切り捨てる中には〝自分〟さえも含まれる。
民のために自分さえも捨てると決めた自分が、生き残るために幼子さえも自分にできることをする中で、ここにいる皆が一丸となって足掻いているというのに、ただ座して待つことが本当に『女王』として正しいのか?
ただ座して王位が来るのを待っているだけの、あの兄とどこが違うと言うのか?
子どもを救う。ここにいる皆を救う。その上で自分の目的を完遂する。その程度のことができない、薄っぺらな『女王』に誰がついてくると言うのか。
「ロン。わたくしも参ります」
エレーナの行動は王族としては正しくないかもしれませんが、誰かに決められたのではなく自分の意志で『女王』として歩み出しました。
そしてカミールの正体は何者か? 物語にロンはどう関わるのか?
これからドタバタと物語は進みます。
次回、エレーナはナルを見つける事が出来るのか。