表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
理不尽をぶっ壊せ!  作者: にっぽんたろう
5/10

見るがいい!これが俺のチートスキル!!

前回のあらすじ!!


なんでも作れる素敵なスキル?



以上!!






「なぁ、このスキル自慢大会ってなんなんだ?」


とりあえずそこにいた見物人に聞いてみた。


「なんだ、あんた知らないのかい? これはこの町の名物みたいなもんだよ」


名物、ねぇ……


「自分の自慢のスキルを審査員の前で披露するんだ。 んで最も得点の高い奴が優勝ってわけ。」


極めてわかりやすいな。


俺のスキル、もとい創造スキルを披露すれば楽に優勝できるだろうな。


だってあんなチートスキルそうそうあっていいもんじゃないしな。


でも出ない。勿体ぶりたいし、第一メリットがない。


「今年の優勝賞品は金貨3枚だってよ」


受付どこだろう。









というわけで飛び入りで参加を決めた。


今俺の前のヤツがスキル披露してるな……



――俺のスキルは火炎魔法B+! 100mの範囲ならなんだって燃やせるぜ!!


「おい聞いたか、B+だってよ」「すごいスキルだな」「こりゃ優勝はあいつだなぁ」



なるほど、B+で優勝圏内なんだな。


じゃあ余裕だろ。 あれ、創造のスキルランクっていくつだっけ?


確認してみ「おい、次のヤツ、出番だぞ!!」現実は非常である。




こうして立つと、結構人がいるなぁ。


とりあえずさっくり創造して金貨もらうか。


「見るがいい! これが俺のスキル「創造」だ!!」


イメージするのは剣。


いや、もっと正確に。


イメージするのは刀。


鋼で作られた、片刃の剣。


幼少期に手に取り、爺さんにド叱られたあの剣。


イメージ……  完了!!




閉じていた目を開けると、懐かしい刀が手に取られていた。


あの世界で過ごしていた時、居間に飾られていた真剣。


最後に見たときからそんなに時間は経ってないはずなのに、ひどく懐かしい……





そんな気分になっていたら、観客席どころか、審査員席すらざわついていた。


やっぱりこのスキル、かなり特別なスキルなんだろうな。


それか俺が刀作り出したからみんな警戒してるとか。



そんな想像しながら審査員の反応を待っている俺に、一人の男が駆け寄り、声をかけた。







「貴様、いろいろと聞きたいことがある。 こちらまで来てもらおうか!!」


















俺は一目散に逃げ出した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ