奪われた能力
「え? でも俺は倒した覚えがないですよ?」
「だが現場からは貴殿の使用されたと思われる剣しか検出されなかった。」
「私も調べてみたんだけど特に変わったことはなかったわねー。」
美人なお姉さんだ。 雰囲気的に魔法使いだろうね、直感でわかっちゃう。
そんなお姉さんは一呼吸おいて告げた。
「貴方のスキル以外は、ね?」
「え? スキルって他人の見れるんですか?」
「いや普通に見れるわよ。 何言ってんのあなた?」
「見れることには見れるが熟練の魔導士しか見れんだろうが、あまり混乱させるな、ナル。」
へぇ、やっぱり限られた人しか見れないんだ。
見れたらすげー便利だろうな。 対決の時とか有利に動けそう。
「で、貴方のスキル。 不死、生存本能、あと選択スキルに想像、知識≪異世界≫、千里眼。 これは一体どういうことなのかしら?」
どう? どうと言われても困るなぁ。
だって俺も意味が分かんないんだもん。
「どれも見たことも聞いたこともないスキルだな。 しかも魅力的な効果をしていそうだ。」
「……あれ?」
もういっこ、何かなかったか?
「どうした、なにかあるのか?」
「いえ、何でもないデス!!!」
というわけでちょっと見てみよう。
こっそりスタートボタンを……
・不死 レア度:SSS+
致命傷を受けても死ななくなる。
ただし殺しても死なないからと言って
殺し続けて死なないわけじゃない。
・生存本能 レア度:SS
窮地に陥った時、それを打開する術を手に入れることができる。
…………………。
幸運がなくなっとるうううううううううううううううう!!!!!!!!
「どうしたいきなり。 何かあったのか?」
「いえ、何でもないです!!!」
むしろなくなりました!!!!!!!
困った、どうしよう。
いや今すぐ困るわけではないし極端な話幸運がなくても何とかなりそうだけど。
でも一番欲しい奴がなくなってるって辛いなおい!!
「でだ、本題に入るのだが。」
おっと、おふざけの空気は終わりか。
「君を、我々のギルドに招待したい。」




