チーム名決め
ストックを作っていたらとてつもなく遅れました。まぁ、楽しみにしている人はいないと思いますが楽しんでいただければ幸いです。
それから全員のチームが決まった。
そして、チーム名を決めることになった。なんでも、冒険者登録をするときのチーム名になるらしい。
3人で、悩んだ。
「…‥血…」
「…ブラッド?」
「それいいな。かっこいい。」
「…‥夜……」
「…‥ナイトか?」
「…そうだね。」
「…‥月…」
「…‥ムーン?」
「いや、違うな。なんか、その、あれだ。れ、レクイエム?だっけ?……どう?」
「ブラッド・ナイト・レクイエム?いいね。かっこいい。焔君はどう?」
「いいと思いますよ。……‥あ!そうだ。当て字にしませんか?」
「当て字か。いいな、それ。となると、『血』『夜』あとは……」
「『鎮魂歌』だね。」
「ああ、そうそう。それだよ。」
「えっと、血の夜に鎮魂歌? うー、なんか違う。」
「あ!じゃあさ、『血の夜に響く鎮魂歌』はどうかな?」
「なるほど、瑠奈さんは天才か?」
「いやいや、ただふっと思いついただけだから。」
「『血の夜に響く鎮魂歌』で『ブラッド・ナイト・レクイエム』か。よし、それにしよう。なにか異議はあるか?」
「ないよー。」
「ないですよ。」
「よっしゃ、これで決まりだな。早速手続きできるようにしてもらおうぜ。」
「いや、ちょっとまって、他のチームのもきいてみない?おもしろそうじゃん。」
「…‥まー、瑠奈さんがいうなら、いいけど。」
「あ!おーい、加茂さーん。チーム名決まった?」
加茂さんというのは、クラスメートの1人で、威太刀がいないときはよく話していた人の1人だ。
勿論威太刀も仲良しだ。
「うん、きまったよ。うちらのチーム名はね、『語り人』だよ。瑠奈さんたちはきまったの?」
「うん、もちろんだよ。『血の夜に響く鎮魂歌』になったんだよ。厨二病みたいでおもしろいでしょ?」
「あはは、たしかに。そういえばそのメンバーで大丈夫?あんまり強くなさそうだけど……」
「ああ、大丈夫大丈夫。なんとかなるよ。」
「そう?ならいいけど。あんまり信用できないからなー、2人とも。」
「加茂さん?何でそこで俺が出てくるわけ?俺今カンケーないじゃん。」
「いやいや、なんでも大丈夫っていうじゃん威太刀君は。……あ!転校生君もよろしくね。」
「あ、えっと、はい。よろしくお願いします。」
「田原~、おまえんとこは決まったか?」
田原っていうのは、大田原 綾兎のことだ。
威太刀とは結構仲がいい。
「あー、チーム名か?それなら決まったけど…」
「マジ!教えてくれよ。」
「ああ、『遊び人』だよ。」
「へぇー、楽しそうだな。」
「だろ?本当はもっと格好よくしたかったんだけどな!おまえらは?」
「俺らは『血の夜に響く鎮魂歌』だ!」
「おおー、格好いいな!……あ!チーム申請一緒にいこうぜ!」
「俺は良いけど……」
「いいよ、一緒で。」
「僕もいいと思います。」
「…‥だそうだ。一緒にいくか。」
「ああ!」