仲間
しばらくすると、知らない場所になっていた。
これって、もしかして?!
「ねぇ、威太刀、これってさ、あれじゃない?」
「ああ、間違いないだろう。絶対あれだよな。」
「「「異世界転移!!」」」
はっ!!
つい叫んでしまった。
しかし、彼女達は仲間なのだろうか。
「なあ、今叫んだのってお前か?」
いつの間にか目の前にきていた男にきかれた。
「う、うん。」
「じゃ、じゃあ、仲間?ラノベ好き?」
今度は女にきかれた。
「うん!」
やっぱり仲間だ!
「あ!転校生だよね。たしか、草薙くんだっけ。」
「そうだよ。ところで…‥」
『みなさま、突然のことに混乱されているかもしれませんが、こちらに集まってください。この状況についてご説明させていただきます。』
遮られてしまった。
みんなが集まると…‥
『私はジョセフと申します。私たちのかってながら、あなた様方を勇者御一行として召還させていただきました。つきましては、ぜひご協力を…‥』
「ふざけるな!ここはどこなんだよ。なんで急にこんなところ…」
『…すみません。ここはレイン王国でございます。皆様にお頼みしたいことがありまして、呼ばせていただきました。』
なんか、テンプレだな。さすがに会話はちがうけど…