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第十話 待ち構える魔王の様々 その4

 「しかしセリカさん、意外ですね。

 まさかホントに、この勝負を受けてくれるなんて…」


 「あら、あなたが考えた勝負なのでしょう?

 どんな勝負を挑まれてもそのルールに乗っ取った上で勝つのも魔王なのよ」


 普段ならセリカの冷静な返答も『魔王』らしい説得力があるが、現在のセリカの頭の上にはカラフルなシルクハットが乗っており…。


 …とても説得力がなかった。


 ピンポンッ!!


 だがそんな事はあまり気にしていないのか、セリカは、スイッチを押して確かめていた。


 「セリカ様、まだ始まってはいません」


 「ブラド、確かめただけよ。

 でも、結構反応がいいのね」


 「ブラドが地上に出た際、『ハンズ』というトコロで買ってきたそうですよ」


 その事は『ふ〜ん』とその事に興味が無いのか、セリカは自分に向けてこう聞いた。


 「シュロ、確かめなくてもいいの?」


 確かに一理あるので、言われた通りにする。


 …だがそれが、あまりにも自分が強大な敵と戦っているのだと再認識させてしまった。


 ピンポンッ!!


 『二コリ』とセリカは自分を見つめていた。


 スイッチを一旦、戻してまた確かめるように…。


 ピンポン!!


 景気の良い音をさせているように見えているが、実は自分がやっているわけではない…。


 「ふーん、これならどっちが先にスイッチを押したのか、わかるわね」


 自分がスイッチを押す前に反応して、セリカがスイッチを押しているのだ。


 言うまでも無く動揺してしまうが、ブラドが自分を引き寄せて励ました。


 「大丈夫だ。あれはいつものセリカ様の戦術なんだ。


 動揺すると、思うツボだぞ。


 反応速度で勝てない事くらい、お前だって、わかっていたはずだ」


 そしてダロタも、自分を励ます。


 「んだ、今日は、オラ達は勝つためにここにいるだ」


 そういって、身長の違う三人は、円陣を組んで気合を入れると会場は一段と盛り上がった。


 ……。


 「続きまして第6問…」


 マイクを持った、ブラドはダロタから差し出されたカードから一枚抜き取り、それを読み始めようとするが…5問目を経過している事に気付いて、読むのを中断して点数を確認した。


 「30対20、シュロが一歩、リードして、セリカ様が追う形ですね」


 『おお〜』と湧き上る観客、魔王相手によく戦えると思っているのだろうか、だが、タネがあった。


 「それでは6問目、ここにいるダロタ、このオークの年齢換算の仕方は…」


 『ピンポン』とセリカが先にスイッチを押す。


 「人間の暦で2日で1歳を迎える」


 普通の人間では、魔王の反射速度には勝てない。


 これは仕方の無い事で、セリカは易々と正解を口にしていた。


 だが…。


 『ブー』


 「…ですが、ではシュロの年齢は何歳?」


 セリカはブラドを睨みつけるが、慌てて首を振りプラカードを見せる。


 すると、その通りの事が書かれていたのだろう。


 黙ったまま、プラカードを返すのを見送りながら…。


 『ピンポン』と回答権の移ったシュロは自分の事だから答える。


 「17歳」


 一つの正解に着き、10ポイント入るので2つほどリードを保つ事を成功する。


 だが、このリードは、巻き返される事になる。

 

 「では、7問目…。


 500万回以上…。


 この数字は、何の数字だと言われているか?」


 さっきの引っ掛けもなく、この様な曖昧な問題が出ると…。


 「はい、セリカ様」


 「今まで勇者と呼ばれる人間が、他人の家に勝手に上がり込み。

 人のタンスや壷を覗き込んだ回数」


 「正解」


 こんな感じで、確実にリードを縮めて来るのだ。


 そして…


 「第9問、蛍光灯と豆電球、作者が困るのは…」


 「豆電球」


 「ですが、最近その作者自身の周りで起きた嫌な事は?」


 「パソコンのYahooのサイトから『小説家になろう』を検索して入ろうとした際、機械的に収集、処理されて自動的に表示される一番下の項目に、上から2番目で載っていた事」


 「正解っ!!」


 以外に接戦だったので、大いに盛り上がるが最終問題で…。


 「渋谷のハチ公の周りを三回まわると魔界に帰る事ができた」


 とうとうセリカに、追いつかれてしまい。


 同点で次のステージに移る事になった。


 「続きまして、このモンスター何言ってるの?


 咆哮あてクイズ〜!!」


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