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詩集

記憶のなかのきみ

作者: 香紅 雅


久しぶりに聞いた歌声は

いまでも心をしめつけて

さらって行く

あの頃と同じ場所へ


夢をみていた

幼さのなかで

それでも知っていた

胸を焦がす情熱も

痛みも

渇望も

ぜんぶ


理不尽で構わないと

線路を辿って歩く姿に

ほんの少しの切なさと恋をおぼえた

届かない熱だけが

ただ支配する心で

見つめ続けた背中


あなたがわたしの青春だった

前を見つめる瞳に憧れて

いまでもまだ

いつでもまた

わたしはあなたに帰る


声を聞くたび

姿を見るたび

あの頃より大人になったわたしは

それでも揺るがぬ想いを

思いだす







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