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倒産中年社長、異世界で孤児達と逆転再生経営!  作者: 神永ちろる


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異世界での翌日の準備

3話 異世界での翌日の準備


今日売ったボールペンは、たまたまもらい物で、めっきがしてあったため高値で売れた。


しかし、本当に売れるボールペンは一つだけ――三色ボールペン。


安物だが、明日また市場で挑戦する必要がある。

飯を食べ、街を歩き回った疲れで、主人公は宿に戻った。


額の汗をハンカチで拭い、一息つく。


「……こんなに切羽詰まった売り込みは初めてだ」


以前なら、愛想笑いを浮かべ、ゴマをすりながら商品を売った。


売れなくても周囲が助けてくれたし、食べることにも困らなかった。

だが今は違う。


売れなければ、宿も食べ物もない。頼れる人もいない。


ヤマタニは静かに目を閉じ、明日の計画を練った。

まずは宿よりも貸家を探すこと。

節約しながら、言葉と読み書きを覚えること。


それが、この異世界で生き抜くための最初の一歩だ。

小さな三色ボールペン一つから生活を組み立てる。

焦る気持ちを抑え、ヤマタニは決意する。

一歩ずつ、確実に前に進むしかないのだ。


ベッドに腰かけ、窓の外の街を見つめる。


暗い路地裏で一人の子供が泣ふいていた。

気になって子供の側に駆け寄る。

震えながら泣いて、何言っているかさっぱりわからない。


だが子供の腹の虫が泣いているから伝わった。


ポケットから銀貨数枚を出した。全部渡そうとして手が止まる。


くそっ!


悩んだあげく、銀貨一枚を子供に握らせた。


子供はきょとんとした。とりあえず泣き止んでいるのをみて笑う。

子供も笑う。


今、心が一つになった気がした。


何か嬉しくなって、子供の頭を撫でた。

暫くして、子供は手を振って何処かへ去って行く。


服はボロボロ、痩せ細り裸足だった。

きっと孤児だ。


明日は、あの子のためにも、もう一度全力で挑もう――。

 高評価ブックマークよかったら励みになりますので、よろしくお願いします。


お金が底をつき、愛車を売った時期に山から滑落したんです。10mほど。死ぬかと思いましたが、凄いゆっくりな時間の感覚になって、冷静に体を回転させ、着地しました。そこから転がり落ちましたが無事で、救急車で運ばれました。一ヶ月怪我で痛かった。

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