国家権力
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第17話 国家権力
行きたくはない。だが、国家権力には逆らえない。
仕方なく、商人協会へ向かうことにした。用事はあったが、案内役の青年に従い、ついて行く。
協会に到着し、協会長に挨拶する。
意外と気さくな人で、少し肩の力が抜けた。
その場で協会に登録を済ませることになった。
後日、登録料と売上の帳簿の写しを提出し、売上の一割を協会に納めることになるらしい。
「何で稼いだ金を納めねばならないのか?」
内心ぼやくが、要するに税金のようなものだと理解した。
しかし、メリットもある。
協会に認められれば、町や橋を通る際に無税で行き来できるのだ。
それに、打ち壊しや盗賊の被害を受けた場合は、立ち直しのための援助金も受けられる。
有料だが、馬車や傭兵を貸してもらうことも可能だという。
悪いことばかりではなかった。
工場に戻ると、何やら揉めている。
買ったロウソクが欠けていたらしい。だが、客は「これは店のミスだ」と主張している。
従業員ウテナに確認すると、社長の指示通り、売る前に中身を確認して渡したという。
「お客様に新しい物と交換して差し上げなさい」
謝罪し、欠けたロウソクを新しいものに交換する。
ヤマタニは少女ウテナに向かって言った。
「客商売は腰を低くし、トラブルには素早く対応する。そうすれば、次にまた買ってくださる」
欠けたロウソクは工場で使えば良い。
夕食の後、ヤマタニは皆を集めて、商人協会に加入したことを話した。
さらに、商人としての心得を伝える時間にした。
「では、お客様が乱暴してきたり、無理な値引きを迫ったらどうしますか?」
「良い質問です。毅然とした態度でお引き取りを願います」
乱暴するなら警備員を呼べばよい。
ただし、大量購入を希望するお客様には対応する。
「そのときは、必ず私を呼びなさい」
大口の注文には、必要に応じて一割か二割の値引きをすることも伝えた。
その後は、従業員の教育や仕事の相談の時間となる。
また、読み書きができない者には、1時間の勉強時間を設けた。
勉強は自由だが、褒美にお菓子や酒を与えると、皆とても喜んだ。
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自分の作品はスマホよりPC読者が断然多いのです。
不思議だなぁ?って思ってました。
もしかして、発明品のリサーチしながら読んでる方が多いのでは?と閃いた。
実際はどうなんでしょう。教えて下さい。




