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ぬか床の妖精  作者: メタボ戦士
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第三話 二日目朝

〈トゥ〜トゥトゥトゥットゥトゥゴー●トバスターズ〉


〈トッ〉


 ······ふぅ〜朝からゴー●トバスターズはテンション上がるわ〜

 

 でも眠い。


 このまま寝た······あ駄目駄目·····起きないと。


〈パンッ〉

  

 よし顔を洗いに行こう。



〈ジャー····バシャバシャ·····〉〈ボフッポンポン〉


 ······スッキリした。

 

 朝食を作るか。

 

〈ガチャ〉


 ······ふむふむ····卵とベーコンか〜


 確か···食パンとインスタントのスープのストックがまだあったから。


 よし!今日はベーコンエッグトーストとトマトスープしよう。

 

 数十分後。 

  

 ······完成!食べよう。


「サクッ·····〈スッ〉ズズ····美味」


 数分後。


「ご馳走様でした。」


〈ガチャカチャ····〉

 

 ·······ぬか床の世話をするか。

  

 確か『2回ノックをしろ』って昨夜にいってたな。


〈コンコン〉


「開けてくれ。」


〈パカッ····ヒョコ〉


「おはようございます、ぬかさん。」


「おはよう岩鬼。」


「今日、大学で忙しいので、朝にぬか床の世話をさせてください。」

 

「わかった。」と言って、昨夜行った通りに50センチ浮いて、俺がぬか床の世話の邪魔にならないところに移動していた。


「ご協力、ありがとうございます。早く済ませますね。」と手を洗いゴム手袋をして、ぬか床を混ぜた。

 終わったゴム手袋はゴミ箱に捨てた。

 

 俺は「終わりましたよ。」とぬかさんに言った。

 ぬかさんは「ありがとう。」と感謝した。

 その後、俺はぬかさんに聞きたいことがあったことを思い出し聞いた。


「そういえばぬかさん、ぬか床は減ると足しぬかをしないとですよね。いりぬかと生ぬかどちらを足しぬかとして使えばいいですか?あと、足しぬかするとき塩とかも何か決まったものとかあるんですか?」


「いりぬかは保存しやすいけど、生ぬかの方が美味しい。しかし生ぬかは保存が難しいから、いりぬかを買え。ぬか床が駄目になると私消滅するから。塩は天然塩がぬか床に適している。特ににがりを多く含むあら塩はぬか漬けが美味しくなる。岩鬼、試しに野菜を買って、この機会にぬか漬けを始めるのもいいぞ。どうせ毎日、ぬか床混ぜなければいけないし。ぬか漬けは再生をアップさせるビタミンB2、コラーゲンを作るビタミンC、血行を促進して紫外線によるシミの改善が期待できるナイアシンなどの美肌につながる成分が数多く含まれていてお得なんだそ。」と聞いていないことも含めて説明した。

 

 俺は内心面倒だなと思ったが、300年のぬか床から作ったぬか漬けの味も気になったので、

「わかったよ。いりぬか、あら塩をぬか床に足す用に買って、ついでに野菜も買ってぬか漬け作ってみるよ。」と言った。

 

 色々して時間が7時半になっていた。

 

 俺は歯を磨き、パジャマから出掛ける用の服に着替え、寝癖を直し髪をセットして、身支度は終わった。


 ぬかさんに、

「今日気温が高いので、ぬか床、冷蔵庫に入れてもいいですか」と聞いた。


「冷蔵庫は、寒すぎるが、気温が高いとぬか床が腐るから入れていいぞ。私は、寝るとき以外は、50メートル以内なら壺から離れて生活ができるから」


「ありがとうございます。俺が帰ってくるまで、エアコンつけてリビングでテレビでもみてください。」 

と言った後、ぬかさんはぬか漬けの壺から出て、リビングでテレビをつけてテーブルの上でだらけていた。

 

 ぬか漬けの壺を冷蔵庫にしまった。

 実家の冷蔵庫は、無駄にでかいので余裕だった。

 

 時刻は8時前だった。 

 

 今日は燃えるゴミの日なのでゴミ箱からゴミの入った燃えるゴミ袋を取り出し、ちゃんと分別できているか確認し、指定の場所に捨てに行った。

 

 それが終わったら、大学に行くときに使うリュックを自分の部屋にとりに行き、ぬかさんに「いってきます。」と玄関前で言って、出掛けた。

 

 

 


 



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