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ぬか床の妖精  作者: メタボ戦士
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第十七話 十二日目 合コン序章

 あれから日が経ち、合コンの日になった。


 準備期間が約4日だったので美容院で髪を切って、服屋でファッション誌にのっていたような服を買うことしかできなかった。

 トーク力は短い期間練習したところで身につかないのでしなかった。


 今回の俺は合コンにひのきの棒で挑むようなものだけど、失敗も経験だと自分に言い聞かせて開き直った。


 平日なので大学の講義は普通にあり、合コンのことを考える暇もなく時間は過ぎていった。

 

 午後の講義が終わった。


 今日は写真部の活動がある日だが、合コンに遅刻するのは困るので少し部室に顔を出して帰った。


 家に帰ったら、身だしなみを整えた。

 

 合コン用に買った服に着替えて、髪をワックスでセット、歯のケア、髭剃ひげそり。鼻毛カット等·····

色々していたら、18時15分になっていた。


 予定時刻の1時間をきっていたので鏡で最終チェックして合コンが開催される場所に向かった。


 向かっている途中で高次からL●NEがきた。


『岩鬼、今何処だ?』


 返信した。


『◆◆』


 高次からメッセージがきた。


『俺、◆◆の近くの◇◇だから一緒に行こうぜ。』

 

 返信した。


『わかった。そっちに向かう。』


 合流した。


「心細かったから岩鬼がもう向かっていて助かったよ。1人で居酒屋に入るのは気まずいから。」


「あのコミュ力の権化の高次が!意外だな。」


「誰がコミュ力の権化やねん!〈ビシッ!〉変な関西ツッコミしちゃったわ、高校時代のあだ名言われたから。同級生には緊張しないけど、今回の合コンは岩鬼以外全員年上だから緊張するんだよ。」


「高次って年上がいるときはいつも大人しかったもんな〜昔から。」


「うるせぇ。ほら、そろそろ目的地の居酒屋に着くぞ。」


「話題変えたな〜下手だな。」


「うっせーもう着いたぞ。」


 15分前に到着した。


 女性陣はまだ来ていなかったが、男性陣は全員集合した。


 今回の幹事の高次のサークルの先輩が

「気合を入れるために4人で円陣を組もう。」と言ったので円陣を組んだ。


 そして合コン中のサインなど色々決めていたら、女性陣が来た。

 

 



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