10.【絵師】 志茂塚 ゆり ▷【作者】雨音AKIRA
★絵師情報★
絵師:志茂塚 ゆり
描きやすい性別 :男女どちらでも♪
描きやすい年齢 :年齢問わず♪
描きにくい人物:ヒト要素の薄い人外……(;´Д`)
ルールブックに「なるべく人間に近いキャラ」とありますが、念のため。
描けない人物:特にございません。
何かあれば:銃器とメカを苦手としております。ご配慮いただけますと幸いです。
★キャラクター依頼内容★
【部門】中級者バッチコイ部門
【絵師】志茂塚 ゆり
【作者】雨音AKIRA
【出演作品】薔薇騎士物語
【作品URL】https://ncode.syosetu.com/n1419fh/
【ジャンル】異世界恋愛
【名前】キャルメ・デローザ・ロヴァンス
【性別】女
【種族、人種】人間、白人
【年齢】20
【身長】155cm
【体重】43㎏
【髪型・髪色】金髪ウェーブのロングヘア、前髪は短い、編み込んだり髪飾りを付けたりしてます。
【目つき・目の色】猫のようなクリッとした目。色は海のような深い青。
【肌の色】色白
【体型】小柄、華奢
【服装】ふわっとしたドレス。お好きなデザインでどうぞ。
【表情】小悪魔風の笑顔
【性格】聡明。小悪魔。一見可愛らしいお姫様だが、王族として自分がすべきことを理解している。
辛い部分や醜い部分を笑顔の下に隠して、凛とした姿を周囲に見せようと努力している。
【その他】ロヴァンス王国の姫君、第三王女。右利き。
護衛である男装の騎士のヒロイン(従姉妹であり親友)のことが大好き。彼女のことをすごく心配している。
恋愛については、政略結婚でも全然平気という考え。護衛達とは仲が良い。
【名前】ティアンナ・トレーユ・ポワーグシャー(男装時の呼び名:アトレーユ)
【性別】女性
【種族、人種】人間、白人
【年齢】20
【身長】175cm
【体重】60㎏
【髪型・髪色】背中の中ほどまでのロング、ややウェーブ、銀髪、男装時は低い位置のポニーテール。
【目つき・目の色】大きな目、鋭い目つき、紫色
【肌の色】色白
【体型】アスリート体型で引き締まっている。胸は大きめ
【服装】普段は男装している(サラシ着用)。騎士服。
【表情】仕事の時はとっても真剣。笑顔は女性を悩殺する男性顔負けのキラースマイル(自覚無し)。
【性格】真面目。思考が男性寄り。
女性として扱われると慌てる。負けず嫌い。
剣の腕に自信がある。女性には優しくて、扱いも上手。
【その他】男装の騎士です。右利き。
女性からすごくモテます。女性が惚れる女性という感じです。
作中の1部分目に登場人物のイラストが掲載されています。
剣や剣帯は無しでもOK。服装も男装であればオリジナルで描いていただいても大丈夫です。
Mission complete!
★絵師コメント★(文:志茂塚ゆり)
ついに私にも、雨音AKIRA様の「薔薇騎士物語」のイラストを描かせて頂く機会がめぐってまいりました。
今年で四回目となるイラスト交換企画では、毎年何名もの方々が「薔薇騎士物語」の登場人物を描いてこられました。そのような「お馴染み」の作品でしたので、私もいつかこの作品のキャラを描かせて頂くことになるのかもしれないなぁとうっすら感じておりました。そして、それが今回となりました!
はじめはキャルメ王女を描いてほしいとのご依頼でしたが、これを機に作品を読ませていただき、是非とも王女の護衛騎士アトレーユさんも一緒に描かせて頂きたいと願い出たところ、二つ返事でOKを頂戴しました。すぐに依頼内容を追加記載いただいて、とても助かりました。
ご依頼を頂いたときには、薔薇に囲まれた庭園で優雅にティータイムを楽しむキャルメ王女とアトレーユさんの図が浮かんでいたのですが、物語を拝読し、佳境へ進んで行くにつれて、「これはただ優雅な宮廷恋愛物語ではない!」と感じ、お茶案をボツにしました。
薔薇騎士物語は、国と国同士の利権が複雑に絡み合う中で、祖国の命運を背負って異国へ嫁ごうとするキャルメ王女と、命を懸けて彼女を守ろうとする男装の麗人・騎士アトレーユの物語です。
ならば、キャルメ王女が自らの意思で進もうとする茨の道を描きたい!
そしてその茨の道を供に歩むのは、やっぱりアトレーユさんでしょう!!
そんな思いで構図を練った次第です。
【ラフ画】
キャルメ王女は彼女らしいほほ笑みを湛えていますが、目は笑っておらず、決意の光を宿しています。手に持つ扇は彼女なりの武器なのでしょう、。付き従うアトレーユさんも厳しい表情で、王女を守るように腕を広げています。彼女たちの後方には安全な祖国の光、前方は異国の闇。逆光の構図で、王宮の輝かしい薔薇の花々と、陰謀渦巻く茨とが、彼女たちの道を包んでいます。
キャルメ王女の衣装についてはとても迷いましたが、豪華絢爛で派手なドレスよりも、上品なスタイルの方が王族らしいかと思い、レースで胸元と腕を覆う、ハートカットのシルクサテンのシンプルなドレスにさせて頂きました。お色はミローザ(私の薔薇)の愛称のとおり、淡い薔薇色です。
【線画】
線画は、あとでバケツ塗りしやすいように、主線と描きこみの線でレイヤーを分けています。
【下塗り】
バケツ塗りと、背景の明暗を大まかに塗ったところです。
【人物塗り】
ざっと人物を塗りました。ここから逆光の効果を入れていきます。
【加工・完成(文字なし版)】
乗算やオーバーレイで影を描きこみ、薔薇を加えました。
全体に薔薇色のグラデーションマップで補正をかけ、グロー効果で光を拡散させました。
★作者コメント&作品紹介★(文:雨音AKIRA)
作者の雨音AKIRAです。今回、志茂塚ゆり様に拙作『薔薇騎士物語』のキャラを描いていただきました。
依頼するのは男装の騎士アトレーユが守るキャルメ王女。これまでたくさんの方に拙作のキャラを依頼しましたが、正式にキャルメを依頼するのは初めてです。どのような風に仕上げていただけるのか本当に楽しみにしておりました。
志茂塚様は作画にあたり、拙作を読み込んでくださいました。そしてその上でアトレーユとキャルメの両方を描きたいということでしたので、勿論、大喜びで快諾いたしました。
そして完成した作品は、想像以上のもの。私がこの物語の中で描きたかった世界観を見事に表現してくださいました。
強い意志を感じるキャルメの眼差し。王女らしい微笑みでありながら、その芯に揺るぎないものを感じます。そして王女の後ろには、彼女を守るようにして立つアトレーユの姿。
騎士として女性でありながら命がけでその道を進む凛とした姿は、まさにこれぞ私が求めていたものです。
背景の陰影も、この物語の根幹にある煌びやかな世界と、そこに渦巻く闇を表現してくださってて素晴らしいなと思いました。
彼女達を取り巻く美しい薔薇は、その道が険しいものであるのを表現するかのように茨が描かれ、ただのキラキラした世界だけではないことを示しています。
色彩も華やかであるのにどこか憂いを帯びているのがいいですね。深い闇を照らす光も印象的で、茨の道の中に彼女達が目指す希望の光のようにも見えます。
見れば見る程に奥が深いこの一枚。本当に素晴らしいイラストを描いていただきました。
志茂塚ゆり様★本当にありがとうございました!




