05.【絵師】きしかわ せひろ ▷【作者】加純
★絵師情報★
絵師:きしかわ せひろ
描きやすい性別 :男性が得意ですが、女性もオッケーです!
描きやすい年齢 :幼児から中年くらいまで
描きにくい人物:お年寄り(あまりレパートリーがありません)
描けない人物:極端に美醜がかたよったキャラクター
何かあれば:普通の等身から、デフォルメやSDも、ご希望がありましたら遠慮なくどうぞ!
★キャラクター依頼内容★
【部門】 中級者バッチコイ部門
【絵師】 きしかわ せひろ
【作者】 加純
【出演作品】 混沌の淵に潜む竜は永久を嗤う
【作品URL】 https://ncode.syosetu.com/n9785fb/
【ジャンル】 異世界ダークファンタジー
【名前】 リューゼ・リ・アビナ
【性別】 男性
【種族、人種】 人間 白人系
【年齢】 24歳
【身長】 たぶん180~185センチくらい
【体重】 たぶん65~70キロあたりだと思う
【髪型・髪色】 うなじで束ねた漆黒の長い髪(願掛けして伸ばしている)前髪は顔にかかるくらい伸びている
【目つき・目の色】 強い光りを放つ瑠璃色の瞳(不思議な能力が発動する際には、金色の光が浮かび上がる)
【肌の色】 放浪しているので陽に焼けていると思う
【体型】 均整の取れた長身(食糧事情がよくないので痩せ気味)
【服装】 (現在)粗末な胴着とズボン、使い込まれ痛みが目立つ外套とブーツ、腰には長剣。左手人差し指に「三つ首竜」の紋章が付いた指輪。出自は王家に連なる公爵家の公子様なので、出るところに出ればそれなりの格好も。服装はきしかわ様のお好みで。
【表情】 (現状に満足していないので)不機嫌が張り付いたような。素地は高貴な血筋を感じさせる整った顔立ち。高い鼻と大きめの口、青い目はロサ王家の特徴。立ち振る舞いも、どことなく尊大さを隠し切れていない。
【性格】 態度デカい、扱いづらいイケメン。ではあるけれど、一流の教育と作法を身につけ、必要とあらば空気を読んで愛想笑いを振りまく腹芸も難なく熟す。拗ねたようなところもあるので、年上の女性にはモテる。
【その他】 14年前の政変で、ロサ王国を追われた公子様。王族は彼と、もうひとりの公女を除いて根絶やしにされた。家臣の機転で災難を逃れたが、今も政変の首謀者たちから執拗に追われている。政変を共に生き抜いた乳兄弟や臣下たちと、支援者の間を歩きながら復讐の機会を狙い、闇の妖術士たちと攻防を繰り返している。
常に命を狙われている状態なので護身には怠らない。また太古の「創始の竜」の血をひく一族の出身なので、不思議な異能力を持っている。
Mission complete!
★絵師コメント★(文:きしかわ せひろ)
今回描かせていただいたキャラクターは、作品の中でも『美形』『王族』『不遇』というかっこいいダーク要素を抱えたイケメン。
まずはその美形の顔を考えようと、お話を拝読していくつか表情を描きましたが、何度描いても喜怒哀楽の『怒』(怒っているというよりキッと睨むような顔)が強いので表情は『怒』で決定。最初は正面にしようと思いましたが、自分の絵ではなかなか特徴が出なかったので横顔で描いてみました。
こちらの方が表情がよく分かりますが、何となくリューゼさんは全身を描きたくなりましたので、これを基に全身図を作成。(衣装は雰囲気を重視。機能性は低いかも)
そして、作品の雰囲気に沿っていくと、これは適度な暗さが必要だと判断。いつも色味が明るくなりがちな自分のイラストを重ね塗りでトーンを暗くしていこうと、描きながら何度も遠目で見ながら明るさを複数のグレイカラーで重ねて調節することに。
最初はこんな薄い色で塗り初めて、どんどん濃くしていきました。暗くするのに夢中になると真っ黒の塊になるので、主線を消さないようにしました。
完全にアナログ描きなので微調整に時間は掛かりますが、自分の画力でどれくらい加純さまのキャラクターをカッコよく描けるかと考えていくのが楽しかったです。久しぶりに「あ、美形を描いている」という感じがして気合いが入りました(笑)
作品は連載中なので、これからのお話で表情は変わっていくキャラクターだと思います。いつか笑顔が浮かぶようになればいいなと想って描きました。
加純さま、この度は大事なキャラクターを預けていただき、誠にありがとうございました!
★作者コメント&作品紹介★(文:加純)
絵師様情報を拝見して、即断させていただきました。よしゃ、きしかわ様にはリューゼだわ! と。
その後、ちょっと某姐さんキャラと迷ったのですが、ここは不機嫌な公子様を描いていただくことにいたしました。
描いていただいたキャラは、自他共に認めるイケメンです。
ただこのイケメンさん、今のところ、すっごく不遇な環境で喘いでいますので笑顔にはなれないのですよね。そういうキャラをお願いするのもいかがなものかとは思いますが、かえって自由にアレンジして頂けるかとも。(その割には依頼内容、がっつり書き連ねていますよねw)
どちらかといえば明るい絵柄のきしかわ様ですが、今回は物語の雰囲気を重視してくださり、キャラデザインや色の設定などダークな要素でまとめていただきました。
繊細な塗りで描かれた衣服や背景、そして影。色を織るように重ねていくのは、口で言うほど簡単なものではありません。時間をかけて、少しずつ色を構成していくのは、さぞ手間のかかったことでしょう。
さらにアナログなので、失敗したらボタンひとつで修正できる訳ではなく、色の重ね方や選択にも細やかな配慮や計算があったはずです。画面の奥行きに合わせ、天から差す光が作る明暗のグラデーションを、上手く表現されていると感心致しました。
いただいたイラストを拝見して凄く嬉しかったのは、リューゼの射るような視線の先に光があったこと。
現在は厳しい状況に苦しんでいる彼ですが、決して諦めない強さが描かれています。あの光の中へ、その先へ、しぶとく生き抜いて行くたくましさが滲んでいるようで頼もしい横顔でもあります。
きしかわ様が仰ってくださった様に、いつか彼の険しい顔にも笑顔が浮かぶよう、書き進めて行きたいと思います。
素敵な、そして創作意欲を掻き立ててくださるようなイラストをありがとうございました。
大切にいたしますね。




