表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で《毒使いアサシン》となり、冒険して生きます  作者: 金城凄
第3.5章 魔の躍動… ‐Devil's movement-
66/191

第6話 地下10階での戦い…

「我らを守り給え、プロテクション!!」





シャナは、防御力を上げる魔法を掛ける。




勇都とガブの体が黄色に光る。





サイクロプスの棍棒がガブの盾に襲い掛かる。







ガツン






広場に大きな音が響き渡る。






ガブが白銀の盾ヘパイトスで喰い止めていた。




普通の盾なら壊され吹き飛ばされていた。




しかし、ガブの持つヘパイトスは、防御を司る神イージスの神の武具であった。





強度や耐久性は、相当なものであった。






ガブの背中から勇都は勢いよく飛び出す。





サマエルが変化した魔剣グランベリーの柄に毒を入れた玉をはめ込む。








「やっ!!」






勇都は、サイクロプスの右脚の脛を斬りつける。







サイクロプスは、痛みの為か激怒し吠えていた。







勇都は、再び体を反転させ斬りつけた右脚の脛に向かってグランベリーで突く。








サイクロプスは、棍棒を勇都に振るおうとする。





ガブが、隙が出来た左足の脛を盾で斬る。





サイクロプスは、目を血走らせながらガブを見る。







「舞い散れ、フラワーフェザー!!!」






シャナが魔法を再び唱える。





花びらが鳥の羽の様にシャナの頭上で舞う。





花びらがナイフの様に鋭く尖り、それがサイクロプスの顔に勢いよく飛んでいく。





花びらがサイクロプスの目に突き刺さる。





血が噴き出てサイクロプスは、棍棒を落とし目を抑える。






(勇都よ。今が攻撃のチャンスじゃ。行けぃ!!!)






サマエルの言葉に従い勇都は、サイクロプスに向かう。








「気配隠蔽!!!」







勇都は、スキルを発動させ姿を消した。





今日使える最後の気配隠蔽を使った。





そして、サイクロプスの胴にグランベリーを突く。





胴体は、筋肉に覆われてとても硬かった。





表面を少し突く事が出来た。





少し血が出ていた。






サイクロプスは、唸り声を上げる。





(もっとダメージを与えよ。時間との戦いだ。素早い攻撃で決めるぞ!)






サマエルは、再び勇都に指示する。





勇都は、右足の腿を突き刺す。





するとサイクロプスが右膝を付いた。






「よし、行ける。倒せるぞ!!」






勇都は、間髪入れずに攻撃しようとしていた。




が、サイクロプスは、手足をバタバタし暴れはじめる。




手足を思いっきり振る。





勇都は、気配隠蔽を使っていたが、サイクロプスの振る風圧で飛ばされそうになる。






強烈な一撃を貰ってしまえば勇都も無事では済まない。






勇都は、右足の甲をグランベリーで何度も突き刺した。






サイクロプスが苦しそうに声を上げる。





「今度は、左足だ!」




勇都は、サイクロプスの左足に向かおうとする。





すると、サイクロプスが右手で地面を掴む。





地面の土を掴み、思いっきりぶちまける。





すると、勇都の体に土や砂が降りかかる。






気配隠蔽で姿を隠していた勇都。





土や砂で体の輪郭が浮かび上がる。






するとサイクロプスが血塗れの眼球でこちらを見ていた。







「し、しまった!!」





勇都は、サイクロプスに睨まれ体が硬直していた。





丁度、気配隠蔽の効果も切れてしまった。





サイクロプスが叫び勇都に拳を振るう。





サイクロプスの拳が力強く勇都に振り下ろされた…








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ