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異世界で《毒使いアサシン》となり、冒険して生きます  作者: 金城凄
第3.5章 魔の躍動… ‐Devil's movement-
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第4話 師と弟子…

 勇都は、ガブ達と共に地下9階に着いた。




到着早々、リーパーやウェアウルフが襲い掛かってきた。




勇都は、ガブ達と共に闘い応戦した。





ガブとシャナの指示に従い、モンスター達と戦った。







「はぁ、はぁ、はぁ…」







勇都達はモンスターを全て倒した。





勇都の手に、サマエルが姿を変えた魔剣グランベリーが握られていた。






サマエルが勇都に話しかけてくる。






(よくやったの。何とか耐えしのげたではないか。)





サマエルは、勇都を褒めていた。





ガブとシャナが先を見てくるので勇都にそこでしばらく休めと指示していた。






勇都は、壁際に背を付けて息を整える。






「はー、疲れた。強かったなー…」






勇都は、疲労感を漂わせながらも満足していた。






サマエルは、勇都の様子を静かに見ていた。







(こやつ。前のゼノンとの戦いから、更に成長のスピードが速い。強くなってきた。モンスターとの戦いに臆することもなくなってきた。こやつの前世は一体どのような日々を送っていたんだ…)







サマエルは、勇都を見て思っていた。




勇都からは、出会った時に異世界から来たことは聞いていた。





最初見た時は、正直、何てひ弱な冒険者としか感じていなかった。





しかし、サマエルは、勇都とこの5か月共に過ごし、勇都を見続けてその考えを改めることになった。







「おい勇都!お前は前世では何かやっていたのか?剣術とか体術とか…」







サマエルは、勇都に質問をする。





勇都は、ゆっくりと立ち上がりグランベリーを見る。






「師匠。僕何もやってませんよ。ただの大学生でした。」





勇都は、不思議な顔をしてグランベリーを覗き込む。







「いや。お前の動きが最近いい動きしている。それに、ゼノンと戦った時の駆け引きや啖呵はなかなかのものじゃった。ちょっと聞きたくなったのだ。」







サマエルは、勇都に理由を明かした。






勇都は、何かを思い出したように考え込む。






「んー、バイトはファーストフードやスーパーでしてましたし、劇団でバイトにも行っていたし、体育会系の大学の先輩に頼んでスポーツジムのスタジオでスタッフもやったりと…」







勇都は、サマエルに生前していたアルバイトの事を話し始める。






「あーっ!!わかった。も、もうよい!そ、それで十分じゃ!!」






サマエルは、勇都の喋りと止めた。






(こやつ。様々な経験を積んでいるな。それがこの世界で活かされているという訳か。納得。これからもっと知識と経験を得れば更に強くなるな。)







サマエルは、嬉しそうに笑っていた。




しかし、魔剣グランベリーに変化していたのでその表情は勇都にわからなかった。







「ユートくん。モンスター居ないわ。進むよ。」






シャナが勇都に声を掛けてきた。





「はい!」





勇都は、駆け足でシャナの所に向かうのだった…







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