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異世界で《毒使いアサシン》となり、冒険して生きます  作者: 金城凄
第3章 宰相ゼノンとの戦い…Battle with Prime Minister Zenon
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第18話 ゼノンの下へ…

「助かった。これでゲルナー王を助けに行けるぞ!」




ポールは、牢から出れて喜んでいた。




テッド卿も解放感で表情が少し穏やかになっていた。





勇都は、倒したスケルトンから牢屋の鍵を取り、ポール達の牢を開けた。






「ポールさん。僕は、行きます。後はお願いしていいですか?」





「後は任せてくれ!」





勇都は、ポールに牢屋の鍵を渡す。



ポールに奥の捕らわれた人々を解放してもらうつもりだった。






「冒険者よ。気を付けて行ってくれ。私達は、牢を解放した後、ゼノンの館に向かうつもりだ。君だけ戦わせない。我々も戦うぞ。」






ポールは、勇都に言った。





するとテッド卿が近づいてきた。





「冒険者。ゼノンの館に行くには、ここから2階にゼノンの部屋がある。階段を上がった右側の部屋。赤い扉だ。そこのベランダから下る階段があったはず。あいつはいつもそこから出入りしているのをよく見ていた。城の裏庭に出てまっすぐ行けば館に着くのだ。そこから行ってみなさい。」





テッド卿は、勇都に教えてくれた。






「ありがとうございます。ポールさん、テッドさん。」







勇都は、地下牢を後にした。





勇都は、ゆっくりと階段を登る。




辺りを見回す。





特に蠢いているゾンビやスケルトンは居なかった。





そのまま2階へ続く階段を上がる。




階段を上がると様々な部屋があった。





真っ直ぐ行くと大きな扉があった。




そこは、王の広間だとテッド卿は話していた。




しかし、今行くのはそこではなかった。





右側の部屋を見る。




するとテッド卿が話していたゼノンの部屋を見つけた。





赤い扉が勇都の目の前にあった。






勇都は、赤い扉に近づく。




ゆっくりと扉を開ける。





扉を開けて部屋を見る。





中には誰も居なかった。





部屋の中は、分厚い書物がびっしり並んでいた。





ゼノンのいる気配はなかった。





勇都は、ベランダにゆっくり向かう。





ベランダの戸を開けて外に出る。





すると階段があった。







「ここを降りて進めば、ゼノンの館に着く。勇都よ、一旦ノルンの村に戻るか?」







魔剣グランベリーに変化したサマエルが勇都に聞く。






「師匠。このまま行きます!少しでも情報を掴みたいし、後でポールさん達も来てくれる。今が最大のチャンスだと思います。村に帰って再び潜入が上手く行くとも言えませんし…」








勇都は、サマエルにゼノンの館に向かう事を明かした。






「うむ…確かにお前の言う通りだ。今しかない。ただ命の危険がある時は言うぞ。その時は逃げるのだ。我が弟子よ!」





「はい!」







勇都とサマエルは、階段を降り、ゼノンの館へと向かって行くのであった…


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