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異世界で《毒使いアサシン》となり、冒険して生きます  作者: 金城凄
第6章 ソイソースの森にて  ‐To the forest of Soysauce-
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第4話 成長…

「ポイズンウィップ!!!」








勇都は、空に向かって毒の鞭を放つ。






すると山鳩が数羽地面に落ちてきた。







体が痺れて痙攣していた。










「これこの前食べたらおいしかったんだよなー。さて朝食の準備をしようか♪」










勇都は、山鳩を捕獲し嬉しそうな顔をしていた。










(鞭の精度も上がっているな。ここでの修行が少しずつだが成果が表れ始めているな。)









魔剣グランベリーとなったサマエルが勇都を見て思っていた。







勇都とサマエルがソイソースの森で過ごし10日が過ぎていた。







サマエルは、勇都に様々な課題を与えた。






勇都は、サマエルの言う事に素直に従い訓練をしていた。






腕立てや森の中を走ったりする体力づくり。




グランベリーを振ったり、毒の操作を練習したりしていた。






勇都は、当初は戸惑っていた中々よく動けていなかった。





が、自分なりに考え失敗をしながらも実行し行動をしていた。






サマエルは、勇都のステータスを見る。





勇都のレベルは、28になっていた。










(むむっ。力と敏捷性が格段に上がった。数値もプラス5から10になっている。知力や防御力…運気も上がっているのか?)












サマエルは、勇都の成長に驚きと嬉しさを感じていた。








(勇都のレベルが30になった時、今度教えてやろうか…)







勇都は、火を点ける為の木々を集め始める。






手早く火を点けて、拾った木々を中に入れていく。






サマエルは、グランベリーから人間の姿に変わる。







「勇都よ。腹が減った。速く作れ。」







サマエルは、淡々と勇都に料理を作る様に言った。








ソイソースの森の状況も大体把握していた。






同じ景色が続いて行く所以外、勇都は隈なく周っていた。







右側に続く道も走って行ってみた。





約1時間掛けてインゲンの国の入口の港まで着いた。






いつでも来れると確認し勇都は、ソイソースの森に戻っていた。






フューリーからも連絡はなかった。





勇都は、いつの日になるかわからないが連絡が来るまでサマエルに従いしっかりと訓練しようと決めていた。






森には、モンスターが出る事が少なかった。





食料となる動物や、木の実や果物も豊富で食に困ることは無かった。





日々の修行と、食事や洗濯等を熟していく勇都。






勇都自身も、森で過ごした日々を振り返り実感していた。









(なんか体が思うように動ける。何となくだが力もちょっとついてきたかな?)







勇都は、皿を洗いながら自分なりの手ごたえを感じていた。








「片付けが終わり少し休憩をしたら、再び稽古を始めるぞ!」







サマエルは、勇都に向かって言う。







そんな2人のやり取りを木の陰から見ている者が居た。










「あの女…妖か?武器に姿を変えたり、人の姿に戻ったりしている。」









黒い装束を身に纏い、編み笠を被っていた男が口を開く。






そして、勇都をじっと見る。








「最初見た時と違うな…。力も速さもこの数日で向上している…。まあ、この森。我らに害をもたらす輩ではなさそうだな…」






編み笠を上げて、勇都の姿をじっと見続けていた。







一方、ソイソースの森付近の海岸。





海から何かが到着した。











「プハーッ。ここの海流は中々辛かったブー。」








それは、1匹のモンスターだった。





魔王の手下であるミポーだった。







「臭いを辿ってここまで来たブー。だんだん強くなってきた。ゼノン様やケイトを倒した犯人がここに居る。ワクワクしてきたな~。プププ。」







ミポーは、気味の悪い笑い顔をしていた。








「倒したら、魔王様喜んでくれるかな?何かご褒美貰えるかなー?」






ミポーは、巨大な鼻をヒクヒクさせていた。





鼻の先は、勇都達の居るソイソースの森へと向けられていたのだった…











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