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異世界で《毒使いアサシン》となり、冒険して生きます  作者: 金城凄
第6章 ソイソースの森にて  ‐To the forest of Soysauce-
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第2話 サマエル流、修行の始まり…

 勇都は、ソイソースと呼ばれる森をある程度探索した。





右の方向を進み森を抜けていくと海岸線沿いに続く長い道があった。




そこがインゲン国に続く道なのだと理解できた。






森に入って、水が流れる小川の付近にテントを立てた。





そこから真っ直ぐ進んで行ったが、似たような景色が続いていた。





勇都は、迷いそうな気がしてならなかった。






次の日に奥に進むことを決める。







今の所、森の中でモンスターには遭遇していない。






森の木々から差す太陽の光が勇都に当たる。






夕方になるまでまだ時間があった。






魔剣グランベリーに変化したサマエルが勇都を呼ぶ。










「よし!夕食を食べるまでまだ時間がある。勇都よ。食事するまで色々と修業をするぞ。」









サマエルは、勇都にグランベリーを上手く斐れる様に振る練習を始めさせる。








「目の前に相手がいるとイメージせよ。鋭く突いて!」









勇都は、それに従いグランベリーを突く。











「突きが遅い。もっと速くだ!そんな遅さでは、敵にやられてしまうぞ!!」








サマエルの厳しい指摘に勇都は頷く。








「よぉし、今度は斬撃だ。わしを鋭く素早く振って目の前の相手を斬りつけろ!」







「はい!」








勇都は、グランベリーで斬りつけをする。





グランベリーが空を斬る。








「駄目だ!遅い!!それに刃筋が立ってない。もっとしっかり振れ。確実に斬って倒す。」








サマエルは容赦なく勇都に厳しく指導する。








それから20分が経過をした。




勇都は、額から汗を流して尻餅を地面に付いていた。





水を飲み休憩していた。







「休憩が終わったら、今度は毒を出す練習だ。」








サマエルは、勇都を森の中の少し太くて頑丈そうな一本の木の前に行かせる。









「よし。今度はお前の目の前に見える木を敵だと思え。まずわしから毒を放出してみろ。その後、10秒以内に放出を止めて消す。この繰り返しをやるぞ。」








勇都は、グランベリーから毒を出したり消したり繰り返す。




サマエルは甘くなく教えていく。






「今度は自分の体の全てから毒を放出するイメージで。思いっきり願い放出させろ。出た毒の鞭を素早く振る練習もしてみるのじゃ。」






勇都は、毒を放出させる。





グランベリーが紫色に光る。








「ポイズンウイップ!!!」







勇都は、毒の鞭を振る。




鞭の先が木を叩く。








「遅い!もっと鋭く速く。」






それから、サマエルのスパルタ指導に従い勇都は練習をして行った。





1時間後。







「今日の修行は終了じゃ。これからは、このメニューを繰り返していく。休憩後は、夕食の準備じゃ。」








勇都は、汗を拭き静かに息を整えていた。








木の陰から何かが勇都の姿を見ていた。





それは、勇都の目からは見えなかった。







「…あの男は、この森に修行にきたのか…報告だな…」







勇都を見続けていた何かはその場から去っていった。






そんな事に気づかずに、勇都は、夕食の準備を考えていた…










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