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異世界で《毒使いアサシン》となり、冒険して生きます  作者: 金城凄
第5章 波乱のウォーターメロン水域…  ‐Raging watermelon waters-
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第21話 覚悟…

 勇都は、バスターの足の甲にサマエルの変身したグランベリーと持ってきたナイフを突き刺していた。






勇都は、体勢を低くしゃがみバスターを睨む。










「まだだ。最後まで諦めない!!」









勇都は、グランベリーとナイフを交差させて這うようにバスターに近づく。









「もう遊びは終わりだ。今度は本気でお前を殺す!!」









バスターは、両手から生えた刃を勇都に向けて進む。







「う…」






バスターは、足の甲の痛みで一瞬止まった。








「こんな僕の攻撃でも効くんですね。」







勇都は、バスターに向かって笑っていた。








「なっ…生意気な!」






バスターは、痛みを堪えて勇都に斬りつけようとしていた。






ヒュン







勇都がバスターに向かってナイフを投げる。










「フン!そんな物は弾き返してやる!!!」





バスターは、刃で飛んできたナイフを払い弾き飛ばした。





バスターは、再び勇都に向こうとした時だった。










「がっ!!」









バスターの腿と腹に何かが強く当たった。






バスターは、強烈な痛みを感じる。






バスターは、何が起こったのかわからなかった。






バスターは、勇都を睨みつける。






勇都の手にグランベリーがあった。






そこから紫色の炎が細長く伸びていた。











「ポイズンウィップ!!!」







グランベリーの刃から放たれる紫色の炎が鞭のようにしなりバスターに飛んでいく。









「ぬうっ!!!」









バスターの足首と胸の辺りにポイズンウィップが直撃する。








再びバスターは、停止する。










「ふん。こんな小技を使って俺を少しは止められるのかもしれない。だが、倒すことはできんぞ!」








バスターは、しゃがんでいる勇都に両手の刃を振るおうとする。






が、バスターは止まったままだった。








「な…に。な、何故動けん?」







バスターの体が動かなかった。






バスターは、勇都の鞭で打たれた数か所を見る。






するとその部分が紫色に染まり腫れ上がっていた。







「か、体が動かん…痺れるぞぉ!」






バスターの体は焼ける様にヒリヒリしていた。




体中に電流が流れていた。







「へへ…クラゲの毒が効いたかな…」








勇都は、グランベリーの柄に以前エクスプローラー号を襲った巨大クラゲの毒を入れていた。








「おい!クラーケンよ!!あの小僧を八つ裂きにしてやれ!!!」







クラーケンの足がバスターの指示に従い動く。







「ここで決める!!!!」







勇都は、グランベリーを前に突き出しバスターに突進していく。






必死の形相を勇都は見せて攻撃をしようとしていた。




バスターに攻撃されダメージを受けようとも相打ち覚悟で突撃する。







「く、来るな。来るなぁ!!!!」






バスターは、動けずにその場で叫ぶ。






クラーケンの足が勇都に鋭く襲い掛かる。







クラーケンの足が勇都の背中に触れようとしていた。





勇都とバスターが交差する。






クラーケンの足が止まった。







「ば、ばかな…」







バスターの胸から血が流れていた。






勇都のグランベリーが突き刺さっていた。







その頃、海上にある一艘の船。






そこにはランドが居た。





雷神トールが変化したトライデントが金色に大きく輝いていた。





電流がバチバチと鳴る。







「準備はできた…完了だ…」








黒い雨雲から激しい音と立てて雷が海上に落ちた…





























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