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異世界で《毒使いアサシン》となり、冒険して生きます  作者: 金城凄
第5章 波乱のウォーターメロン水域…  ‐Raging watermelon waters-
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第9話 海上のアサシン…

 勇都は、巨大な青白いクラゲに向かって走って行く。




クラゲは、宙に浮かび漂う。





勇都が攻撃できない高さに来ていた。





海上から再びデッドシャークが飛び出してきた。






デッドシャークは、勇都に勢いよく体当たりをして行く。







「くっ!」






勇都は、しゃがんでデッドシャークを躱す。





デッドシャークは、再び海に飛び込んで行った。








(何処からくるかわからないし、漂うクラゲにも攻撃ができない)








勇都は、身を低くしてサマエルの変化した魔剣グランベリーを強く握る。










「よし、気配隠蔽!!!」







勇都は、気配隠蔽のスキルを使った。






体に電流が走り、勇都の体が消えていく。






勇都は、周りにいる水夫や用心棒達を見る。









(きっと誰かをあの鮫は狙ってくる。タイミングだ。出てきたら刺す。)








勇都は、デッドシャークが出てくる所を待つ。






ハルバートを持ったエクスプローラー号の屈強の男の用心棒が周囲を見回し海上を背にする。







すると勢いよくデッドシャークが用心棒の男に飛び込んで行く。








「今だ!」







勇都は、デッドシャークの腹をグランベリーで突き刺す。






デッドシャークの腹から血が流れる。





デッドシャークは、甲板に体を打ちつける。






細長い体が次第に痙攣し始める。






勇都は、ターメリクで戦ったデススコーピオンの毒を使ってみた。






デッドシャークの体が黒く染まり始める。








「今だ。攻撃だ!!」






水夫達が叫び、動けなくなったデッドシャークを攻撃する。





銃で撃ったり、武器で斬りつける。





勇都は、気配隠蔽の効果が切れ体が見え始める。








「はあっ!」







勇都は、デッドシャークの背中にグランベリーを突き刺した。





デッドシャークは、体を大きく痙攣させた。






そして、動かなくなった。





魔剣グランベリーは、紫色の光を放ちデッドシャークの毒を吸い取る。






勇都の後ろから叫び声が聞こえる。





巨大クラゲが触手で水夫や冒険者達を掴んでいた。






勇都は、巨大クラゲに向かう。







「撃てーっ!!!」







エキドナの叫び声が聞こえたと同時に轟音が響く。






エキドナの短銃や、用心棒や水夫の持つ銃が火を噴く。






弾が巨大クラゲに当たる。







巨大クラゲは、銃撃を受けて下りてきた。








(勇都。チャンスじゃ。行け!)






サマエルの言葉に無言で頷き、勇都は巨大クラゲに走って行く。






「おおおおおっ!!!!」








勇都は、ジャンプする。





巨大クラゲの頭の部分にグランベリーを突き刺した。





足の部分よりも手ごたえがあった。






巨大クラゲは、体を動かして暴れる。






勇都は、何度も巨大クラゲの頭を突き刺していく。






勇都に向かい、触手が伸びていく。







「おい!皆あの坊主に続け!!援護だ!!!」






用心棒や水夫達は、クラゲの足や身体に斬り掛かる。









「私達の船から去れ!!」






エキドナがレイピアで巨大クラゲの足を刺していく。








「これで終わりだ!!」







勇都は、グランベリーの柄を力強く握りモテる限りの力を振り絞り頭を突き刺す。







すると勇都の顔まで迫っていた触手がしぼんでいく。







そして、巨大クラゲは水分を失い体が渇いて行った。





そして、巨大クラゲは全く動かなかった。









「うおお。勝ったぞー!!」







水夫達は、上空に雄叫びを上げ、武器を天に突きあげる。









「何とか倒せた…」







勇都は、巨大クラゲからグランベリーを抜き離れる。





毒も吸い取り、紫色の輝きをグランベリーは放っていた…










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