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異世界で《毒使いアサシン》となり、冒険して生きます  作者: 金城凄
第5章 波乱のウォーターメロン水域…  ‐Raging watermelon waters-
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第7話 岩礁地帯での休息…

 エクスプローラー号は、クラーケンから全速力で逃げて1日が経過していた。





嵐の中を抜けたエクスプローラー号は、岩礁地帯に停泊して、外壁の修理等をしていた。






ウォーターメロン水域では、慎重に進まなければならない場所であった。






勇都は、サマエルと船内で食事しながら話をしていた。





クラーケンに襲われた際に救ってくれた漁師の様な男についてだった。





名前もわからない男。






男の三叉の槍は、サマエルが変化した魔剣グランベリーの様な神々の武器だろうと…





雷の力を使っていた神の存在を感じ取ったと。





そうでなければクラーケンの様な巨大なモンスターに立ち向かう事が出来ない。





サマエルは、船室でスイーツを食べながら勇都に語っていた。








「もっとパワーを付けねば。いずれまたこの海でクラーケンに出会い戦う可能性は高い。わしの力が発揮できるようにせねば。勇都!おかわりじゃ!」








勇都は、外に出る。





甲板には、水夫達が慌ただしく動いていた。





外の景色は、昨日の嵐とは打って変わっていた。






雲一つない青空で太陽が降り注いでいた。





勇都は、時折吹く風に心地よさを感じる。









「ユウト。調子はどう?」






エキドナが勇都に近づいてきた。






戦闘とは違い険しい表情をしていないエキドナが新鮮に見えた。





女性らしく色気が漂い、勇都はドキドキしていた。








「ええ何とか。何かお手伝いしましょうか?」








勇都は、エキドナに聞く。








「いや。大丈夫。もう少しでクラーケンにやられた補修も終わる。海賊に攻め込まれた時の準備も完了した。あと数時間で出発だ。」








エキドナは、勇都に話す。




この岩礁地帯は、水域が低く岩場が多い。




上手く進まないと船体が傷つき大変な事になる。





代わりに、海の海藻や魚等取りやすいと教えてくれた。





船を降りて、岩場で魚や海藻を採取している水夫達がいた。







「そういえば、エキドナさん。嵐の海でエクスプローラー号に侵入してきた黒い服の海賊の男と面識はあるんですか?」





勇都は、エキドナに質問する。





するとエキドナの表情が暗くなった。






「…それは…」






海の中から何かが飛び出してきた。






トビウオだった。






勇都の肩から腕までの長さと同じぐらいの大きさだった。







「うわっ。活きがいい!」







勇都は、トビウオを見て笑顔を見せる。






しかし、次々と海面から大量のトビウオが飛び出してくる。






「え?!」






エキドナは、海の様子がおかしいと察した。






「ユウト。海に何かいる。気を付けろ。」






エキドナは、レイピアと短銃を抜いて構える。






水夫達も作業を止めて武器を取っていた。






勇都も魔剣グランベリーを抜いていた…








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