PCU-04-Epilogue
かつて、愛は奪われた。
かつて、命は管理された。
だが、今。
この地に、
新たなる旗が立つ。
それは、誰かを守りたいと願う心。
それは、誰かと生きたいと願う手。
今、ここに――
「愛の国」建国を宣言する!!!!!!!!
名前は――
自由の国
合言葉はただひとつ。
「愛する自由を、奪わせない」
【建国記念パレード】
花びらが舞う。
笑顔が溢れる。
エリオも、ナユタも、ハルカも、ミナトも、
皆、手を取り合って行進する。
ベビーカーを押すカップル。
手を繋いだ少年たち。
寄り添う老夫夫。
――すべての形の愛を、ここでは祝福する。
銃は捨てられ、
旗と楽器が取って代わった。
陽光が、世界を染め上げる。
【リベルタリアの制度】
■結婚の自由
誰もが好きな人と結婚できる。
もしくは結婚しなくても良い選択。
■子どもを産む/産まないの自由
国から強制されることはない。
欲しい人には手厚い支援。
欲しくない人にも生涯保障。
■教育の自由
愛を学ぶ学校がある。
愛し方も、愛され方も、
大切に教えられる。
■医療とケアの自由
心を病んだ人、身体を壊した人、
すべてを無条件で支える。
――「生まれた瞬間から、君は守られる」
【新たな英雄たち】
エリオは初代大統領に。
ナユタは教育大臣に。
ハルカとミナトは医療支援チームのリーダーに。
もちろん、
律と透真の子孫たちも、
愛を守るため、中心に立つ。
みんな違って、
みんな美しい。
リベルタリアは、
そんな国に育っていった。
【影――残党との戦い】
だが、世界にはまだ、
愛を憎む者たちもいた。
システムの残党。
愛なき管理を望む者たち。
彼らはリベルタリアに忍び寄る。
火を放ち、毒を流し、
また愛を奪おうとする。
だが、リベルタリアの民は知っている。
愛は、
消せない。
殺せない。
奪えない。
「俺たちは、何度でも愛し合う!!!!!!」
だから、負けない。
【第二の革命――「愛の輸出」】
リベルタリアは外へ広がる。
世界中に、感染していく。
笑顔が、
手を取り合う輪が、
世界地図を塗り替えていく。
ある日。
遠くの街でも、
小さな子どもが言った。
「ねえ、パパ、ママ。
どうして手を繋ぐの?」
パパとママは、笑って答える。
「それが、愛だよ」
そうして、世界は
変わっていくんだ。
愛が、世界を覆うその日まで!!!!!!!!!!!!!
※ママと呼ぶのは出産派の男で、女性がいた頃の名残……。




