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ピンクカプセルが紡ぐ未来  作者: つきや
Pink Capsule Universe 01:君と僕の子供たち
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プロローグ

 28XX年。


 長い戦争とそれに続く大規模な疫病によって、全人類の人口はほぼ壊滅的に減少し、残されたのは地球上のわずか数百万人に過ぎなかった。


 さらに追い打ちをかけるように、女性が突然、世界から姿を消した。


 科学者や国際的な調査機関は原因解明に奔走したが、どんな手を尽くしても理由はわからず、世界は絶望的な静寂に包まれた。


 それでも人類は、生き延びる道を模索した。各国は存続をかけ、急遽「子作り技術」の開発に乗り出す。


 やがて完成したのが、()()()()()()()

 これにより、男性でも妊娠が可能となった。


 だが――妊娠しても、生まれてくるのは必ず()だった。


 XY+XY。女性がいなくなった世界では、どんなに努力してもXXの遺伝子は生まれない。


 やがて世界は、人間の手ではなく()()()()によって管理されるようになった。

 社会のルールも、役割も、未来さえも――全てシステムが決める時代。


 成人した男は、システムによりふたつの役割に選別される。


【種付指定組】と【出産義務組】に。


 これは、そんな P()i()n()k() C()a()p()s()u()l()e() U()n()i()v()e()r()s()e() の物語。


 ──そして、世界は再び動きはじめた。

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