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電脳世界で抗い壊し創る伝説物語  作者: ガガガのガガガ
4/5

支配と自由は同じという事である。

現実世界に戻った俺はシェルターこと秘密基地にやってきた。

ここなら1人だし誰にも会話は聞こえない。


オウスケ「ソラト!ソラト!いるんでしょ!出てきて!」

叫んでみたが反応が無い。

心の中で念じてみたり目を瞑って祈ってみたりしたがダメだったのでとりあえず呼ぶのはやめた。


電脳世界と現実世界は実はほぼ繋がっているらしい。

なので電脳世界でゲットしたチップやスキルは現実世界だと制限されるが使用したり見る事ができるらしい。


もちろん現実世界で手に入れたスキルも電脳世界では使える。現実世界で剣術の技術や料理の技術などを持っていたら電脳世界でもそのスキルは使えるという。


俺はステータス画面をひらいた。

まだ俺はレベル1だ。

この世界は電脳世界に入ってから人生がスタートするのだ。


焔崎旺亮

レベル1

HP 23

MP 9

STR 11

DEF 7

INT 9

AGL 4

DEX 6

CRI 4

LUCK 2


スキル

武道の心得


その他

無し


俺は小さい頃から格闘技をやっていた。ボクシングに空手・柔道・剣道・合気道・プロレスなど様々な武を経験した。そのおかげでステータスに武道の心得が反応されているらしい。


ちなみにステータスの意味はこうだ。

STR=ストレングス(腕力)

DEF=ディフェンス(防御力)

INT=インテリジェンス(賢さ・スキル力)

AGL=アギリティ(敏捷性)

DEX=デキシティリティ(器用さ)

CRI=カリスマ(魅力・カリスマ)

LUCK=ラック(運・クリティカル)


とりあえず電脳世界で手に入れた麒麟を召喚してみた。


オウスケ「麒麟!出てこい!」


麒麟が出てきた。全身は雷を纏っている。

龍のような馬のような感じはするし狼みたいな感じもする。強そうだ。


オウスケ「えーと。麒麟のスキルは?」

俺は麒麟のステータスを見てみた。


麒麟 チップカテゴリ:召喚獣

レベル1

HP 298

MP 270

STR 171

DEF 157

INT 269

AGL 179

DEX 162

CRI 169

LUCK 190

スキル

・電撃

・放電

・幻影

・威嚇

・突進

・疾走

・???

特殊能力

・雷王

・裏四神


め、めちゃくちゃつえー。さすがSSRチップ…。

レベル1なのに俺のHPの10倍あるじゃん。

ヤバすぎだろ。てかスキル多いし壊れじゃん。

ここで麒麟のスキルをぶっ放ししたいけどここじゃ狭すぎる。やはり電脳世界でやるしかないか…


そう呟き俺は麒麟を戻した。

どうやら念じたら戻せるらしい。


戻した後いきなりソラトに話しかけられた。


ソラト「やあ!現実世界に戻ったんだね。さすがSSRのキャラだね。この世界はマイクロチップが全てだからその力で強くなって欲しいんだよね」


オウスケ「いきなり出てきた!?とそんな事より色々聞きたい事があるんだけどさ!電脳世界で俺が麒麟を当てた後いきなりメンテナンス入ったしガチャ引く前にソラトが不正とか言ってたけど何かしたの?てか普段どこにいるの?さっき話しかけても反応無かったけどどうなってるの?てか誰な…」


話してる途中でソラトが割って入る。


ソラト「そんなたくさん質問されても困るよ。とりあえずガチャの件はね…僕が不正しといてあげたよ笑。君のためにね笑!ガチャっていうのはね。いつの世界も不正なんだよ。一定回数引かないと高レアリティのモノは出ないし。特別な人には当たるように操作できるようになってるんだよ。機械というのはそういうもんだからさ。プログラムで決まってんだよねー笑 あの時はプログラミング室にいるロボットに憑依して手動で麒麟を当てさせたってわけ!まっ!今頃監視カメラで分かると思うけどあのロボットが間違えてした事になっているから問題ないよw」


それだけ言ってソラトは喋るのを止めた。


オウスケ「不正したのがバレてないなら問題ないけど…。てか何で俺の為にそんな事したんだ?」

俺はソラトに疑問をぶつけた。


ソラト「うーん。君達みたいにチップを取り込んで情報が一瞬で分かることは無いから話さないとわからないと思うんだよね。話すと長くなるから簡潔に言うわ。実はこの世界は3つに分かれているんだ。僕たち天使が住んでいるのが天界。そしてオウスケ!君が住んでいるのが海界。そして最後は地底界さ。もちろん違う次元の世界に行ったら色んな世界はあるよ。例えば電脳世界とかね。まあそれは置いといて。僕が住んでる天界が君達の偉い人達が乗っ取ったってわけ!数年前から戦争があってね。数年間で天界の猛者共がやられ乗っとられたわけ。一応今の天界は天使達は、自由にやっているから平和なんだけど人間の奴隷のようなもんさ。それで僕が楯突いて逃げたってわけ。また時が来たら話すよ。以上!」


俺の知らない間ってか末端の人類の知らない間にそんな事があったとは驚きだけどソラトが現れた意味は分かった。


オウスケ「まあ信じられないけど。ソラトはガチャで不正してみせたし。何かくるものがあるから俺は信じるよ。」


ソラト「うん。人類にボコボコにやられて力無いから改めて君の身体の中にお世話になるよ。とりあえずこれだけは覚えておいてね。オウスケの世界は自由で平和だけどさ。自由で平和なのは支配されてるから自由なんだよね。支配されて支配している者の仲間になれば襲われないだろ?それに自由と言ってもルールはある。だから本当は自由じゃないんだ。僕は色々調べたけど君の世界や電脳世界は自由に色々できるらしいけどそこの矛盾点をしっかり見て判断して欲しいなと思ってる。そして僕たちを救ってほしいんだ。例え頼るのが敵である人類であっても君と彼らはなんも関係ないから!」


俺は正直ソラトの言ってる事は分からなかった…がソラトが困っている。俺と肉体を共にしたからできる事なら協力はしようとは思う。そう思いながらソラトに伝えち。


オウスケ「うん!とりあえず改めてこれからもよろしくな!麒麟の件はありがとう!相棒!」


そうして夜になり家に帰るのであった。

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