46.各所は話し合いとともに
最近時間が無くて内容が少なってしまい申し訳ありません……。
もうちょっと頑張ります……。
「D組の得点は43点。これが一位だ。二位はE組19点だ」
その結果に、地味に違和感を覚える。
「いやに現実的な点数だな。審査員は八百長祭りのはずだったが、その一瞬だけまともに戻ったのか?」
「…………きっと、それが浦見 心汰の【特技】。精神を司る、【特待生】の【特技】だろう」
「知っていたのか?浦見 心汰が【特待生】であること」
「いや。でも、お前が【特待生】であり、そのお前が警戒するような相手がただの生徒代表なはずがないと思っていたからな」
………あの時の、教師長がドローンを飛ばした時か。
確かに、あの時点で教師長と接点をもっているのは【特待生】ぐらいしかいないか。
まぁ幸いなところは、彼が謹慎しているところだな。
国満ぐらいに共有されてるかもしれないが、アイツの頭脳なら、あのメッセージの真の目的も気づいているだろう。
そーいえば、校長はそのメッセージについては何も触れなかった。
つまり、校長はこの学校で起こってるゲームをまだ把握していない………?
その状況はかなり………。
「あと、『【特待生】を探せ』のメッセージは知っているのか?」
「知ってるよ。この学校で起こってることについては、だいたい把握している。わからないことといえば、各クラスでどのサイトがどのような活躍をしているか、だ。だから体育祭はちょっと見てみたい」
そう言うと、夏樹は壁に寄りかかった体制から立ち上がり、こちらを見据えた。
「その割には、バスケは【特技】で見ずに、結果発表だけは頑なに見ようとしない。なぜだ?」
「違うよ。見れなかっただけだ。僕だって結果発表まで見たい」
その言葉に、夏樹は眉をひそめ、そして頭だけ振り返る。
「……らしいですよ?どうします?ミキさんらは」
「そうだなぁ………。今の貴方は帝くんかな?それとも光榴くんかな?どう思う?みんな??」
………最悪だな。
……………最悪だよ。
「……………………………本当に、最悪だよ。お前ら」
そこにいたのは、嘘を見抜ける未来だけではない。
過保護の菜々、尋問に最適な国満、【必勝の運否天賦】を持つ純也。
今の話……、【特待生】の話などを一番聞いてほしくない奴らに聞かれた。
「さすが、僕の友人ってところだよ、クソ野郎ども」
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「………神咲 帝に、俺の存在がバレた?」
「…そうだよ。……山岸……春太ァ……………ッ!!」
ある教室、男2人の密談である。
殺人鬼とごく普通の青年である。
そこでは、【特待生】の一人である神咲 帝への対策を立てていた。
「で?その神咲 帝のリーク情報にあった【時渡り】は事実だったんだよな?じゃあ、もう一つの【特技】は?もう片方の【特待生】候補の奴はどうだったんだ?」
ごく普通の青年、鵜島 堀那が問う。
「【時渡り】は確認した。消えた後、一定時間後にぴったりその場にしみ出てきた。もう一つの【特技】については何も。もう片方の方は………、張らせているやつから連絡がありません」
その返答に、頭を抱える。
「その張らせているやつは今後、電子でのみ連絡しろ。わずかな違和感も逃すな。直接会うのだけは絶対にやめろ。言っちゃ悪いが、まともにやり合って勝てるやつじゃない」
堀那は一方的に忠告する。
予期せぬトラブル(春太等)があったがそこはまぁいいとする。
注目すべきは、予期せぬ協力者の方だ。
彼が【特待生】であるという情報や、【特技】の情報、体育祭の裏で怒っていることの顛末の詳細、アイツからの協力により、情報面ではあらゆる相手の一歩先を行っている。
「これからも頼ンますよぉ〜、E組の裏切り者サンよ………」
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「………律儀に待っていたのかな?そんなキャラじゃないだろう、キミたち」
「いやいや、心優しき我ら教師長、会議の席ならば末席の貴方であっても待ちますとも」
「………それはありがとう。それで?何を企んでいるのかな?」
『……、無駄なことは考えないことだな、水森。長生きしたいならばそれを徹底することだ』
「あーはいはいわかりましたよ、第5番席、機械工学補佐さん。校長と貴方がたとではちがいますからね」
「全く、やめなさい。みっともないよ甲斐田くん。それで?歩美先生。私の推薦した【特待生】に何か御用だったらしいけど?」
「その件に関しましては、後ほどお伝えいたします」
「そぉーかそぉーか。それじゃあ始めようか?傷太くん」
「名前で呼ぶな、3番。貴様も【特待生】には名前で呼ばせていないだろう」
「ごめんごめん。それでも、ここには僕らしかいないんだし、少しぐらいラフでも問題ナッシングおーるおーけーだと思うよ?」
教師長第一番席………荒頭屋 傷太第三番席のいい加減さにため息をつき、会議用の椅子を立ち、前のめり気味になっていった。
「それでは始めよう。【特待生ゲーム】の進捗、それぞれの様子を報告、審議するための、定時会議を始める」
「「「『「「了」」』」」」
教師長7人が集まる円卓。
《創名高校》のとある教室で、陰謀渦巻く会議が始まろうとしていたが………。
「……その前に、ゲストの紹介をお願いしますよ、」
「!?」
「何者……?」
円卓の奥の扉から、二人の男女が入ってくる。
「貴様は………」
「お初にお目にかかります。わたくし、《名格高校》の、───と申します。こちらの男は────。今回の会議、わたくし達の要望を聞いてもらいたく存じます」
仰々しく女の方が礼をし、それに倣い男が礼をする。
これを含め、9人。
今後の体育祭について、さらなる発展とともに。
会議は進行していくのであった。




