1ー2間 幕間②
お待たせしました!
次の月曜日にまた再会できるように頑張ります!!
今、俺たちは初めてこの学校の授業を受けるが……。
「なんか、意外と普通だったな」
「だよな!?もっとすげえの想像して超ビビってたってのに!!」
黒田がすげぇ同意してくる。
まぁ、同じ考えがいると言うのは少し安堵感を覚えるものだ。
だけど、なんか黒田と一緒の感覚っていうのもちょっと嫌だな。
「ごめん、やっぱここの授業おかしいわ」
「なぜに!?」
帝の感情変化に黒田は追いつけないのであった。
「そういえば、この後発表されるよな、ランク」
「そういえばそうだな」
今日の放課後。
〔ランク分けテスト〕の結果により出たランクが廊下に張り出され、『ランクカード』と呼ばれるものを配られるのだ。
「でも、なんで張り出す必要があるんだ?帝わかる?」
「この高校が【特技】階級社会を模しているから、としか」
「ん???」
帝は簡単に説明してやることにした。
「【特技】ってのは現代社会においてはとんでもない影響力があるんだ。なんてったって、俗に言う超能力だからな」
「まぁ、それはそうだろう」
「だが、この【特技】は全員が全員、同じような特技が与えられるわけではなく、本当に強い奴がいれば本当に弱い奴もいる」
「例えば………。炎を操れる【特技】は重宝されるけど、手のひらで水を沸騰させられる【特技】であれば、必ず炎を操れる【特技】が優遇されるのが筋だ」
「じゃあつまり………」
「僕のように、雑魚【特技】と見なされると、他の奴との優劣は自然につく。いわゆる、能力主義社会を体現しているのが、この高校だ」
「なんだそれ………胸糞じゃねえか」
「逆になんでお前がこれを知らずにこの高校に入ったのかが疑問だよ」
「そうよ。高校入学時に説明されてなかった?」
黒田と話していると、後ろから菜々が会話に割り込んできた。
「この高校は、『実際に【特技】が世の中に出回った時、どのような利点、欠点、改善点が出るか、と言うものを実践的にシュミレーションしているものである』って入学前の説明でも言われてたじゃない。なんでこの高校入ったのよ」
「だって…………受験勉強めんどいし……どの高校行けばいいかわかんなかったし………」
「ま、まぁ誰だってそう言うミスはあるよ…」
黒田のあまりの計画の無さに呆れていると、クラスの男子が焦った様子で入り込んできた。
「おいお前らーっ!!ランクが張り出されたぞーーっっっ!!!!」
「「「「「「「おおおおおーーーっっ!!」」」」」」」
その声が聞こえた瞬間に、教室内にいた全生徒は廊下に向かい、僕たちは人の荒波に呑まれながら、『落ち着いたらにしよう』とアイコンタクトを送った。
黒田はアイコンタクトを見ていなかった。
こうして、話はプロローグに続くのであった……。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「いや、ね?本当に申し訳ないとは思ってるよ?でもさぁ………」
未来と菜々に囚われながら辺りを見回し、こう思う。
「もうちょっと手加減とかない!?」
未来と菜々に追われている最中、僕は飛んでくる二人(主に菜々)からの攻撃もかわし続けていた。
その結果、二次被害と言うべき無駄な被害があちこちに広がり、結局辺りは焼け野原になるところであった。
それを止めたのは、やはり安心と信頼の教師達であった。
教師達は、普通の生徒とはちょっと違う、強化された【特技】が与えられている。
例えば、今回僕らの暴動を止めてくれた岩永先生には、【原初の振動・改】があった。
ピンポイントで僕らの立っている場所に地震を起こしてくれた。
普通の人では立っていられない程度の地震だったが、僕はちゃんと立てていた。やったね。
こうして、岩永先生に捕まり、『バトルは外でやるものです!頑張ってきて!!』と教師としてそれはどうなんだと思ってしまった。
お望み通り、バトルは外でやった。
僕が負けましたよ。はい。
見事なまでにボコボコでしたとも。
「ていうか、なんであなたGランクまで行っちゃったのよ。【特技】は?あの時見せた足の速さは?どうしたのよ??」
「だって、めんどかったから……」
「そこはちゃんとやりなさいよ!!!」
と、Gランクの苦悩は続くのであった。
うらめもっ!
「ランクは、
帝→Gランク
菜々→Sランク
未来→Aランク
純也→Eランク
となっている。」




