〇神様との邂逅???(4)
「まずもって、誠二がこれからいく「あちらの世界」は【魔】の蔓延る世界じゃ。
簡単にいうと、【魔霊】や【魔獣】、【魔族】やはては【魔神】まで存在する。
人間の魂は、【魔】の食材なので、当然ながら襲われる可能性はある。
ということで、超ハイレベルな、このあたり、ちょっと適当なんじゃけど…、滅魔魔法を付与することにしよう。ただし使用回数は1回のみ。」
なぜに、ちょっと適当かつ1回のみなのか。
「神様。いろいろつっこみどころがあるのですが。というより、つっこみどころが多すぎて困るのですが。一緒に来てくれる【地神】の性格とか、付与される魔法がちょっと適当とか1回のみとか、このいい加減さは…」
神様の表情が一変した。
まるで仁王像のような怒りの表情。「くわっ」て感じ。
でも、多分、演技なのだろうな。
全然、恐ろしくない。全然、恐ろしくはないが…
やる気も特にないのだろうなあ…
何となく負けた感じもするけれど、詳しいことを聞くことを諦めてしまった。
どうせ、一度、死んじゃったのだし…
「うむ、お察しのとおり、実は、あんまりというか全く時間がない。」
無駄な演出とか、いっぱいありましたよね…
もう一度言います。無駄な演出とか、いっぱいありましたよね…
神様、俺と目を合わそうとしない。
「なので、とりあえず、最低限の加護だけ与えるのが精いっぱいであった。だが、誠二、その達観した君を評価して一つヒントをあげようじゃないか。その1回のみの魔法、結構、すぐ使わないとまずいかも。あ、時間じゃ。」
周囲が白く輝きはじめ、神様の姿がぼやけてきた。
「すぐ使わないとまずいかもって。【地神】が一緒についてきているのにまずいかもって。それって、それって…、どういうこと!?」
「そういうこと。」
にっこり微笑む神様の、それは、それは無慈悲な一言を聞きつつ、俺は意識を失った。




