〇神様との邂逅???(3)
「なお、「あちらの世界」はRPGのような剣と魔法の世界じゃ。経験を重ねることでパラメーターの上限が上昇するぞ。ほれ、高ぶるだろう、中二心が沸きあがるじゃろ!」
一つ神様は咳払いした。
「こほん、ここで【重要】な報告があります。チート能力はありません。」
なぜに、そこだけ丁寧語!
そして、異世界転生?でチートがないって…
高ぶらないし、中二心が沸きあがらないし!
「チート能力はないのですか…」
「うむ。パラメーター上昇は、ようは経験値を稼ぐしかないのじゃ。難易度の高いミッションをクリアするほど経験値が上がるという楽しい世界なのじゃ。ちなみに難易度が低くても繰り返せばそこそこ上昇するのじゃ。RPGのようなところ、そこは譲れないのじゃ。」
「そもそも、事の発端は、神様の手違いですよね、確か。」
「君、違うぞ。「手違い」ではなく、「手違い?」じゃ。」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「そんな悲しそうな顔をするではない、ちゃんと特典は考えておるぞ。ちょっとだけど。まず…」
神様がいうと、壁の一面に映像が表示された。
どっかにプロジェクターでも設置されているのか。
それはともかく、そこには、かわいい手長猿が映し出されている。
ペットハウス?
「ここに映っている手長猿は、一応【地神】の1匹じゃ。【地神】ゆえ天変地異は起こせんし、そんなに強くもないし、性格もちょっとあれなところもあるが」
ああ神様なんだ…。そして、性格がちょっとあれって…
「ごほんごほん、とにかく、ごにょごにょとはいえ、しばらくの間、【地神】の一匹にナビゲーションさせよう。あとは…」
映像が変わる。まるでプレゼン資料だ。
「まずもって、誠二がこれからいく「あちらの世界」は【魔】の蔓延る世界じゃ。」
※1日4話、投稿中です。




