〇夏季休暇なんだから遊ぼうぜ。(レベリングって楽しいよね)(4)
ということで、オレのプランをウィッキー君に説明した。
1 【小鬼】の集落の中心にある茅の固まり(家とはいわない)に風魔法で空気を集める。
2 間髪入れず、火魔法で茅の固まり(家とはいわない)に着火。
3 集落の外れの茅の固まりに向けて、一つずつ燃やしていく。
4 集落内が混乱したところで、【森人】を背負って、ここまで逃げる。
『あるじどの、それではあっさり追いつかれるのだ…』
1 【小鬼】の集落の中心にある茅の固まり(家とはいわない)に風魔法で空気を集める。
2 間髪入れず、火魔法で茅の固まり(家とはいわない)に着火。
3 集落の外れの茅の固まりに向けて、一つずつ燃やしていく。
3.5 オレは光魔法で身体強化させる。
4 集落内が混乱したところで、【森人】を背負って、ここまで逃げる。
4.5 ウィッキー君、最大限の【威圧】で【小鬼】の動きを困惑させる。
手長猿のくせに3.5と4.5の項目を追加しやがった。
しかも、何かこう的を得た指摘っぽいところが少し腹立たしい。
でも、時間がないので、とっととはじめようか。
『あるじどの、念のために聞くけれど、こんなに連続して魔法を使うのは実戦でははじめてなのだ。失敗したらどうするのだ?』
そんなことは決まっている。そのときは逃げます。
オレは神様でも何でもない。
というより、ウィッキー君は…神様なので、君の力で何とかしなさい。
あ、ウィッキー君が固まった。
☆
オレは、いつもどおり風魔法で、できるだけ音や匂いで気づかれないよう細工をしながら、【小鬼】の集落に近寄って行った。
いかに【大樹海】とはいえ、可能であれば大火災のような災害は起こすべきではないだろう。自分も危ないし。
集落の周りの樹木に静かに登る。
枝木が少ないため、登りづらい。ここで【小鬼】に気づかれると全てがご破算だ。
しかし、幸いにも、相手に気づかれないまま、枝木のあるとことまで登りきる。
視界は良好。これはいい。




