〇夏季休暇なんだから遊ぼうぜ。(レベリングって楽しいよね)(2)
森の辺で野宿した後、前回と異なり、はじめから目印をつけながら、針葉樹林の中を森の奥に向けて進んでいく。
もしかして、あれでも【魔族】の眷属が現れるかも知れないし。
何匹かの【魔獣】と遭遇したけれど、どれも狼系統のもので、群れをなさずに単独で動いていた。
なので、気配を殺して近づき、背後から短剣の一撃で仕留めていく。
非常にシンプルな動作なのだけど、【魔獣】にしてみれば、死角からいきなり飛び込まれて、刃を喰らうって感じで、対応できない様子。
まあ、いわゆる「初見殺し」でカタがついてしまうみたい。狩られた【魔獣】にとっては、再戦はないし。
ちなみに、こちらは風系の魔法で音とか匂いとかが【魔獣】にばれないようにする、光系の魔法でバフして、身体機能を若干強化し攻撃するという念の入れようです。
めざせ、パラメーターカンスト。
☆
『あ、【小鬼】がいるぞ…』
オレの感覚レベルはSレベルになり、もう人類最高レベルに達したけれど、気配察知について、曲がりなりにも【地神】のウィッキー君には適わない様子。
まあ、一度死んでみて、人間なんてたかが知れているって、身を持って知ってます。
あと、健康の大切さも。
「何匹いるの?」
『700m先に2匹、おそらく見張りで回っている【小鬼】だから、集落にはかなりの数が群れていると思うのだ。』
数は正義。その数はとても恐ろしい。もっとも、一斉に攻撃されたら…の話だけどね。
各個撃破なら恐れるに足りん!!
わはははは、経験値だ、経験値。
『む、あるじどの。いやらしいことを考えてないか?』
「いやらしいいうな、誤解を招くじゃないか。」
ということで、【小鬼】2匹への尾行を開始。
めざせ、パラメーターカンスト。




