〇魔法、四の五のいわず魔法。(1)
冷静に考えるとちょっと変だよなあ…。
というか、おかしいわ。
(セージは全然悪い奴じゃない。だから、寮生も「セージに近づかないようにしている」って感じだね、振り返ってみると。)
(そんなことはまた今度にして。復讐じゃなくて復習がしたいんだよ。)
自分の中には「セージ」と「誠二」がいるような感じなので、ちょっと二重人格な感じ。てへ。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
手長猿のしらじらしい視線は、とりあえず無視しておこう。
そういえば、ルリアナ嬢が「たまにすごく冷静でしっかりした人になる」っていっていたよなあ…
(記憶照会中…)
そうか。
誠二の身体はこれまでも幾度か様態が急変し、死の淵を幾度か漂ったことがある。
そのとき、魂の融合的なことがおきて、スキル【並列思考】が顕現したことがあって…
当然、民主主義国家出身の誠二としては、貴族的思想にはなじむことが出来ず、
幾度か、
幾度か、
幾度か、
幾度か、
がっつり上位クラスの連中を言い負かしたことがあった。
(うわー、セージ、ごめん)
自分の中の誠二が、セージに平謝りなのでした。
(というか、誠二、何回、死にかけてるの…)
☆
ということで、魔法学の教科書3年間分をひっくり返してみました。
なんてことでしょう、3年前の教科書も、まったく傷んでいない。
(読めよ、セージ)(・・・)




