〇検証作業、人はそれを人体実験という。(1)
野外活動実習の期間もこれにて終了。
ともかく、実習期間中に合流できて、本当に良かった。
これから、王都に戻って、それから夏季休暇である。
折角、生き延びられるんだから、大事に生きていこうって心底思ってる。
その前に、ちょっとチート染みてきたこのパラメーターを検証しなければ。
神様のいっていたこととちょっと違うし。
(おい、ナビゲーター、きちんと仕事するのだ。)
あ、また、少しウィッキー君が固まった…
☆
ということで、長期休暇期間に入りました。
特に終業式とかいうイベントはない。
国内から学生たちは集まっているため、貴族の子供様方は、親元に戻る日程を優先している様子。
そりゃ、交通機関は馬車だもの。鉄道とかないのだね、この世界って。
オレはといえば、この3年間、冬季の長期休暇期間にしか、地元には帰っていない。
正直、セージ君は優しいだけが取り柄の三男坊なので、親元に帰っても肩身が狭い。
弟や妹は、結構懐いてくれていたのだけど、周囲の大人がねえ…
(今になって思い返すと、そう思う。)
なので、ここ2年間の夏季休暇といえば、寮に残って…
・中庭の花壇の世話をする。 → 庭師さんとは仲良し
・王都東側の【憩いの森】を散策する。 → 森の【魔獣】の対策もバッチリ
・寮で食事を取る。 → 寮母さんとは仲良し
これがセージの日課なのでした。
少し寂しいけれど、これはこれで心穏やかな日々(理由:授業がないから)なので、セージにとって夏の長期休暇は楽しみな時期でした。
正直、セージは勉強が嫌いです。ちなみに誠二は、あまり学校に行けなかったので授業とかにはかなり興味があります。
はい、なぜに過去形となっているのでしょうか。
それは、オレはこっそりやらないといけないことが、いっぱいできてしまったからなのです。
おい、ウィッキー君、そろそろ仕事をするのだ。




