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転生融合! めざすはパラメーターカンスト  作者: たぬ@狸屋


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20/46

〇クラス委員長は美少女、テンプレなのに現実だとテレる(3)

ルリアナが少し上目づかいでオレの方を見つめる。

健全な青少年としては、当然、ここで心臓が破裂するに違いない。

しかし、【並列思考】のスキルを持つオレにとっては、その状況すら客観的に把握することができる!(というか、当たり前か…)


「セージ君、大変だったね。そ、その…、大丈夫?」

「あ、うん、大丈夫。」

「ええと…、それならよかった…。セージ君は、いつものんびりしているけど、|たまに≪・・・≫すごく冷静でしっかりした人になるから、【大樹海】で迷っても、あきらめないって思ってたんだ…」

「ルリアナさん、オレのこと、心配してくれていたの?本当にごめんね、ありがとう。」


あ、ルリアナが固まった。カチンコチンに。

直球で感謝の言葉を口にするのは、誠二のときに培った習慣である。

大事なことは、きちんと伝えないといけないってのは、オレのポリシーの一つなのだ。

が…

うん、やっぱり自分のクラスメイトが危ない目にあったから、ちょっと見かねて声をかけたら、思いのほか、ちょっとウワムキ目線の答えが返ってきたって感じだろうか。

これまでのセージなら、絶対云わない。

やべえ、黙っておこう。


時すでに遅し。ルリアナは硬直したままである。

しかし、幸いなことに、周囲はそのことに気が付いていない。

特に1組、2組の男子連中がこの光景を目の当たりにしたら、今度から、オレ、本当にイジメられちゃいそう。

まあ、今、ロビーにいるのは4組の子たちだけなのだけど。

ウィッキー君が愛らしさを周囲に振りまいているせいである。


(しかし、ウィッキー君、男子たちもお前とスキンシップをしてみたいって感じだぞ、いいのか?)


あ、少しウィッキー君が固まった…


ところで、こういうときって、これ以上、女の子とどんな話するの?

したことないから、分かんないや。


「ほい、それでは4組は集合してくれーーー」


先生からの集合の掛け声で、オレとルリアナの微妙かつ硬直した時間を解消することになった。

あと、ウィッキー君がクラスのアイドルになるのも、時間の問題だな。

そのくらいの役には立ってもらわないとね。仮にも【地神】なんだし。


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