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〇クラス委員長は美少女、テンプレなのに現実だとテレる(2)

今になって冷静になって考えると、「権力は持っているけれど、何しろ金が欲しい」貴族の御曹司たちにとって、クラス委員長のルリアナはこのうえないターゲット(主に側室として)になること間違いなし。主に男子のクラスメイトに始終付きまとわれそうだ。

そう考えると、彼女が4組にいるのは、大店であるボルナール家の希望によるものなのだろうなあ…


んで、


「きききききききききききききききききききききききき~~~」

「かわいい~~♪、ちょ~~かわいい~~~♪」

「私も、私もちょっとダッコしてみたい♪」

「うわーん、このしっぽ。ふりふりしてて、おもしろい~~~♪」


「その取り巻きの子たち」は、手長猿ウィッキー君にべったりである。


その手長猿といえば…。


『くるしゅうない、くるしゅうない、ほら、ちこうよれ、ちこうよれ。うきききききききききききききききききききききききき~~~♪♪』


もうアドレナリン全開で、瞳孔が開いているよ…

この手長猿の声の意味が理解できたら、女の子たち、本当に潮のようにひいてしまうのだろうなあ…

「性格もちょっとあれな」って神様いってたし。


そして、たまたま、ちょっとロビーの中央で取り残されているのが、オレとルリアナ嬢というわけで。



「【あの時のセージ君】だ…」


目の前で女の子がぷるぷる震えている。


身長はオレと同じくらい。オレって小柄なのだよね。

黒い髪は肩まで伸びており、さらさらしている。

学園内でも屈指の美少女、それがルリアナである。

少し気になる独り言もあったけれど。【あの時のセージ君】っていったい何だよ・・・


さて、オレの髪の色も黒だけど、少し茶っぽい感じ。ルリアナの場合は漆黒で、本当に貴族みたい。まあ、ボルエール家くらいの大店になると、上級貴族の血もかなり入っているので、むしろうちよりも貴族らしいかも。


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