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〇転生チートではない。(セージによる詳細なステータス解説)(3)

知性、精神、反応は、主に後衛職に求められるパラメーターである。

Dレベルは、おそらく学年というより、高等部を含めた王立学園の中でも屈指の数値だろう。

まあ、今のところ、セージはほとんど魔法使えないけれど。

後で覚えている範囲の魔法を試したり、学園に戻ったら新しい魔法をガシガシ覚えていけばいいか…と考えていた。



おそらく、国における教育力の差なのだと思う。

日本とウェルトハイマー王国。

技術革新が進む世界と、剣と魔法の世界では、そりゃ教育制度は根本的に違うのも当たり前なわけで。

学園に戻ったら、勉強ができないオレを嘲っていた上のクラスの奴らを見返して…なんてのは、ちょっと思っただけで、どちらかというとこれだけパラメーターが上昇していると、ばれてしまうと人体実験されそうな気がする。


「隠密行動が得意なウィッキー君、オレはどうしたらいいの?」


『ふむー、認識阻害の術式を学ばないといけないけれど、とりあえず誰かに鑑定されるまでは、今までのステータスを開示すればいいんじゃね。』


うん、手長猿にしては、非常にまともな回答だった。

好感度マイナス90が、マイナス85になったよ。

ウィッキー君が、じとっーと、こっちを見ていたけれど、何も言わなかった。


あと、スキルについて。

スキルは、神様の加護であるらしい。

スキルによって、パラメーターの上昇補正が行われる。

それ以外に特殊な能力を生み出すスキルもある。

【並列思考】はまさにそれだろう。


ただ、これってチート能力として授けられたのではなく、手違い?で分離された魂が融合された際に必然的に生じたスキルなのだろうと思う。

ところで、ウィッキー君は何も授けてはくれないのだろうか。

聞いてみると、【地神】はそうした役割を持っていないらしい。そばにいることが恩恵なんだそうだ。ふーん。


さて、森の恵みで栄養も補給できたし、そろそろ出発しよう。

どうも【魔神】ベルディノルディルやその眷属たちが追ってきている気配はないけれど、念には念を入れておかないと。


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