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〇混乱するセージ(3行くらい)

サクサク感(読感)を求めて、作品を小改稿してみました。

よろしくお願いします。

※1日4話、投稿していきます。

セージ・ウォレスは、地方領主の三男坊である。

心優しい、野山を愛する少年だが、ちょっと勉強は苦手で、学問には弱い。

実家では、肩身も狭く、弟妹がちょっと懐いてくれるくらい。

学校では、気も弱く、少し低くみられている感じ。でも、露骨にイジメられることもない。

少し遠慮がちにも、結構、みんな和気あいあいとつきあってくれている。

ということで、トータルでは、貴族であることを配慮してくれる学校にいる方が楽。


そんなセージが、針葉樹の森の中で茫然と立ち竦んでいた。


王立学園中等部第3学年は、現在、野外活動実習中である。

森歩きに親しむセージにとっては、年1回の数少ないほっとできる学園活動だ。

だったはずだ。



今回は中等部最終学年ということもあり、【大樹海】の植生や魔獣分布の一端を体感するため、【大樹海】の入口付近まで来ていた。

先導する教員や探索者、そして学年のみんなと一緒に。

繰り返すと、みんなと一緒に。


しかし、見渡さなくても分かる。

何故か、誰も、いない。


頭の中が混乱する。頭の中が混乱する。頭の中が混乱する。

頭の中が混乱する。頭の中が混乱する。頭の中が混乱する。

頭の中が混乱する。頭の中が混乱する。頭の中が混乱する。


ふと気づくと傍らに何かいる。

薄茶色の手長猿。くりくりとした眼に、どういうことか知性を感じてしまう。

頭から尻尾の付け根まで約30cm。ぬいぐるみのような愛らしさだ。

不思議と【魔】の要素は感じない。どちらかというと、高位の精霊のような…


「僕に精霊の知り合いなんていたっけ?」


手長猿は慌ててセージの体をよじ登って、右肩に座った。その表情は…とても焦っている!!!

手長猿が森の奥を指さしている。

その方向から、素人でも分かる、とっても「まずい感じ」をセージは感じてしまう。


『あるじどの!。早く逃げないと【魔族】がやってくるのだ~~~』


皆さん、ウィザードリーって好きですか。

私は結構、ハマったクチです。

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