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遭難

ある男が、スキー場でスキーをしていた。

男が滑っていたゲレンデはとても傾斜が急で、よくふぶくゲレンデだった。


男は、スキーが大の得意だった。パラレルターンで、シュッシュッと雪の音をたてながら物凄いスピードで滑っていく。

だが、ゲレンデの中腹あたりでこけたようだ。スキー板はゲレンデの横をむき、木だらけのところにつっこんでしまった。

そこにはひもでさえぎられているようになっていたが、男の勢いが強すぎて、ひもをきってしまったようだ。

ひもには、このようなことがかいてある看板があった。

「魔のガレン沢 こちらへ落ちると、もどってこれません。」


男は、すでにこの看板をしっていた。大急ぎでもどろうとしたが、スキー板の勢いはとまらない。

男は、木にどんどんとぶつかる。顔は既に血だらけになっていた。スキー板も、木にあたって変な方向にまがる。それにあわせて、男の足がぐにゃっとまがった。


何十分もすべった。やっとのことで、スキー板がとまった。

だが、まわりを見渡すと、木だらけ。どっちがどっちなのかも、わからない。

遭難してしまった。どうしよう。男は、右へと歩いていった。こちらがゲレンデ側なのかは、わからないが。

しかし、歩いたとき足の異変に気づいた。両足が変な方向へとまがり、歩くと足がとてもいたいのだ。

しかたなく、男はそこで眠ることにした。


その夜は、吹雪だった。男は、二度と目覚めることはなかった。

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