00・前作の登場人物紹介
読み飛ばし可。
登場人物紹介
・サトル
主人公。目が死んでる朴念仁。
失恋真っ盛りなので女性に対して距離がある。自己顕示欲が恐ろしく低いが、ヒーロー願望がある。基本的に憶病でものを考えすぎるあまり動けなくなったり、胃痛を患う。最近は人間関係で特に胃を痛くしている。とっさの時に反復練習が役に立つ系。実は座学だけでも多少以上実践に生かせてしまう隠れた器用貧乏タイプ。
勇者とか言われてもこんなにも非力で頼りない自分が? と思わずにいられない。それでも助けて欲しいと言う人があるならば、手を貸さずにはいられない難儀な人。
地震が起きたらすぐにライトと緊急避難袋を持って逃げられる人。
趣味は一人旅行。一人カラオケ。一人飯。友人がいないわけではない。
・ルー
猫耳ダンジョン研究家。毛並みは三毛。
主人公を拾う。頑張り屋で甘え下手。実は泣き虫でパニックにもなりやすいが、転んだらひとしきり泣いて立ち直るタイプ。感情がコロコロ。小狡くなりたいのになり切れない。ダンジョン研究は自分を拾い育ててくれた師が、自分に残してくれた生きる術と考えている。
絶対に師の研究の跡を継いで、立派な成果を残したい。そのためにサトルを利用したいと思っていた……はず。
今はサトルの中に亡き師の面影を見つつ、一緒にいてもらえることに安心している。
実は結構複雑な立場で、ガランガルダンジョン下町の初代町長のやっていた研究を唯一正当に継承している。
地震が来たらパニックになりつつ棚を押さえて大事な物を守ろうとする人。
趣味は読書。畑仕事。人に親切にする分親切にされる。
・アンジェリカ
ピンと立った兎耳モンスターテイマー。純白ロリータ。
世話焼きお節介でそのうえ強情。見た目は人形のような少女、中身はちょっと我の強いお姉ちゃん。見た目は実齢の半分ほど。頭に寄生している「寄生樹」と呼ばれる存在の力を借りて、モンスターや獣を操る。寄生樹に栄養を取られているので、結構短命。それをどうにかするためにダンジョン探索や調査研究の手伝いをする。
災害は起こる前に気が付いて、身内を引っ張って逃げる。
趣味と言える趣味は無い。余裕が無い。
・お兄ちゃん(仮)
一見すると幽霊のように見える黒尽くめの男性の姿をしている妖精。無表情で何を考えているか分からないが、実は結構ノリがいい。サムズアップは機嫌がいい時。睨みつけたり中指を立てたり拳を握って振りかぶっているときは機嫌が悪い時。腕は肥大化したり伸びたりと変幻自在。実体はないが、肥大化した手に触れらると精神汚染される。
寄生樹と呼ばれる寄生生物の一種。実はサルノコシカケ類のキノコの仲間。
寄生主であるアンジェリカ大事。いつか一緒に海を見に行きたいと思っている。
・アニス
金髪碧眼白い肌のヒュムスという外見から、典型的な選ばれた人間観を持つシスター見習い。兼治療士。
自分は選ばれた人間だから治癒の力が使えると驕っていたが、信心をサトルに説いたところ真っ向から拒絶され、いっそ嫌悪感すら抱かれ、今まで育ってきた若さゆえの根拠のない全知全能万能感が瓦解する。サトルには謝る事すら拒絶され、許されることさえできないという苦痛を初めて知ることに。サトルがダンジョンに選ばれた勇者であることを知ったり、チャイブに話を聞いてもらうことで、徐々に自分の中と驕りと向き合うようになる。
元は貴族令嬢。とはいっても母親は死亡、家は腹違いの兄が継ぐ予定なので、他所の家に嫁に出されることも無いまま、ジスタ教会に放り込まれている。その境遇を当たり前だと思っていたところから見つめなおし、少しずつサトルに吐き出すことで考えが変わってきた。
サトルには妹のように扱われているが、どうせなら結婚相手として見て欲しいと思っている。家が家なので、恋愛感情によらない結婚観を根強く持っている。
災害が起きたら自分に振り分けられた仕事はきっちりとこなすつもりはあるが、何をするべきかを考えることはできないタイプ。
趣味は歌と刺繍と焼き菓子作り。
・ニゲラ
薄青い髪の中性的な人間の青年の姿を取る事の出来る、竜。竜にしては小柄。風と土の魔法が得意。
人間と竜の死体から作られた合成獣という、特殊な存在。キンちゃんたちダンジョンの妖精を「母さん」、サトルを「父さん」と呼ぶ。生まれて半年で、知識などは元となった人間や竜の知識を多少は持っているが、情緒はまだ不完全。感情的になると歯止めが利きにくい。基本は人の言う事を聞く良い子。サトル大好き。竜にしては美食家なので、食べられる物が少ないらしい。本人曰く、味覚が人間と同じにできているが、肉体が竜に近いので、食べられるものと食べなくてはいけない物の齟齬が大きいので、難儀をしているという。後に、それを解消するために、ドラゴナイトアゲートの魔力をサトルに吸収させ、サトルから魔力を分けてもらうという方法を取るようになる。サトルと一緒にいたいがために、無理やりルーの家に居候することに。
自分が人間より丈夫な自覚はあるので、災害が起きたら父さんだけは絶対守るマン。
趣味は巣作りと草花の世話。
・コーン
緑色の竜。サトル曰、いかにも竜って感じでめっちゃタイプ。らしい。
ニゲラの名付け親でツンデレ竜。サトルは気に入ったけど、人間は特に好きでも嫌いでもないし襲ってまで食う気もしない。情は深い。けどイライラしてる時に人間が近づいてきたら、容赦はしない。
・ローゼル
獣人冒険者の互助会の会長。白っぽいシャムの猫耳美魔女。シャーマン。
一見すると享楽的な性格破綻者。何を考えてるか分からないとよく言われるが、その手腕は確かだからこそ、互助会の会長を務めている。精霊との交信に長けたシャーマン。
本当は身内第一主義で、ワーカホリック気味。意外と酒に弱い。
災害は事前予知できるが、完全ではないので、身内だけ逃がしておく人。
趣味は色んな物のコレクション。最近はダンジョンのレアアイテム。
・タイム
冒険者がよく利用する食堂「銀の馬蹄亭」の夜の部を取り仕切ってる、銀の馬蹄亭主人の息子。
雑な行動を頻繁に咎められているが、基本的に人懐っこくて素直なので、人には好かれる。甘え上手でサトルの事を友人として利用するようになる。働きたくないわけじゃない、考えると失敗するので考えずに雑にやって失敗するんだ。
災害が起きたらとりあえず逃げて、以後は頼りになる相手におんぶにだっこ。災害が終わった後の後片付けはまじめにやるタイプ。
・マーシュ
武器屋のおやじさん。
ガチムチマッチョの髭眼帯。虫くらいしか殺せない心底善人。義理の弟のために、タチバナという伝手を頼ってガランガルダンジョン下町にやってきた。仕事一筋でやってきて婚期を逃したものの、まあ生きてるだけで丸儲けだと考えてる。鍛練の最中に火傷した目元を眼帯で隠している。隠している方も一応少しは視力がある。スキンヘッドは自前の刃物を試すためにしている。髭は譲れない。儲けよりも客が満足する仕事をと思っている。義理の弟(若くして亡くなった叔母の息子で、実際は従兄弟)はその内婿入り先を探してやりたい。
災害の時は身内を抱えて避難所に走り、取って返して近所のお年寄りなどの避難誘導をするタイプ。
・マロウ
武器屋の実質店主。
仕事に愚直な義理の兄を支えるべく、読み書き計算を習い、不自由な体でもできる仕事を増やそうと、目利きの腕を鍛えた。足の自由が利かない自分の治療のために、命と全財産をかけてガランガルダンジョン下町に連れてきてくれたことを、何よりも有難いと思っている。兄のためなら命を懸けることもいとわない。が、町の中はいたって平和なので、特に何かするという事もなく、日々武器屋を平々凡々に営んでいる。お茶の時間が一日の楽しみ。軽い刃物の砥ぎはする。剃刀を研がせたら右に出る者はいないんじゃないか、というのはサトルの談。
災害の時は覚悟を決めて最後の時を待つタイプ。
・ワームウッド
雇われ冒険者をしている非戦闘員。細い黒い狼耳?(日本狼に近い小型の狼)
主にセイボリー達のパーティーに雇われ、チェイサー、マッパー、シーカーの役目を担っている。マレインの事を尊敬している。他者に意地悪や悪戯をそれとなくよく仕掛けてるが、別に悪意はないし、取り返しのつかないことは絶対にしない。本人はじゃれてるつもり。ヒースの事を(悪戯しつつ)可愛がってる。ダンジョンの町に生まれたが非力でやれることが無いと思っていたところをルイボスやダンジョン研究科のタチバナに拾われたため、二人のためになら命を懸けてもいいと思っていた。目の前でタチバナがダンジョンの崩落に撒き込まれ亡くなったことがトラウマ。タチバナと同じ価値観を持つサトルに興味津々。
災害が起きたら身内だけは絶対に守ろうと無言で奮闘するタイプ。
・ヒース
冒険者見習い。ふわふわ長毛黒猫耳。
ワームウッドの弟子。荷物持ち。小柄だけど手足は丈夫なので運べる荷物は多い。地図の作成やモンスターに関する知識をワームウッドから、薬や薬草に関する知識をルイボスから教わり中。リーダー格好良い、マレインさん頭いい、クレ兄さんやれば強いよね、リアンさんいつもありがとう、ルイ先生お世話になってます、師匠今日もよろしくお願いします!な良い子。自分がものを教えることのできるサトルの事を気に入っている。サトルが作る異世界のお菓子に興味津々。
災害が起きたらひたすらあわあわしつつ、頼れる大人に指示を仰いで出来る限りのことをやろうとするけど、結局から回るタイプ。まだ子供。
・チャイブ
ジスタ教ガランガルダンジョン下町教会の助祭。
穏やかな性格だけど、近年のダンジョンの異変や、懇意にしていたダンジョン研究科の死に、自分の中の信仰心が揺らいでて大変。サトルの穢れという概念など知らない、という考え方に触れ、色々考えてしまう。面倒見がいいので、他の信徒の心を惑わすわけにはいかないと、自分の中で決着を付けようと必死。ただただ気の毒なくらい悩んでいる人。実はタチバナの考えを受けていて、獣の耳を持つ者に対してとても寛容。
・バジリコ
ガランガルダンジョン下町の自警団の隊長の一人。猫耳のおっさん。
たぶんルーの伯父。人懐っこく快活に笑う気持ちのいい性格の人。でも自分の職務には忠実なので、優先順位を間違えることは滅多にない。たとえ部下が死んでもまず自分が生き残る。それがどんなに辛くても、隊長職とはつまるところそういう責任のある仕事と理解している。実はサトルに通じる心配性な面があり、家には常に保存食や保存物資が大量保管されている。一種の病気と言われるレベル。脳筋に見えて脳筋じゃない。
災害が起きたら職務を全うするために、妻子を残して自警団の詰め所に向かう。その為に事前の備えは何時もしっかりしている。
・タチバナ・カオリ
亡くなったルーの師匠。どこかの世界の日本人。らしい。
生前はとても良い人だった。元の世界では絵本作家。土砂災害で死んだと思われていたが、異世界に来ていただけだった。
◎冒険者(作るだけ作って役立つか分からない設定の供養を兼ねて)
●オリーブのパーティー
短期的な仕事をよくする。人情家の集まり。採取作業が意外と得意。護衛任務や他のパーティの火力応援にもよく行く。バランスが良くフットワークが軽い。その分長期の仕事は苦手。
・オリーブ ロップイヤー耳の巨淑女。2m超えで、顔立ちは良いがお年頃過ぎても相手がいないのが目下の悩み。女子供に優しい。お酒は好きでよく飲むし酔いつぶれないが、きっちり酔っぱらって、周囲の人間を可愛がったり絡んだりする。世話焼きだが時々は誰かに甘えたい。恵まれた体格を生かして冒険者になった。地道に確実に仕事をこなしてたら評価も結構上がった。バトルアックスで戦う。足技も得意。巨にう。
・カレンデュラ ナキウサギの耳、銀灰色の巻き毛美女。柳腰の温和な美女……に見える策略家。男の人は特に何とも。可愛い女の子や格好良い女の子の方が好き。サトルは毛色が違うので観察対象。面白がってるし、なんだったら育ててオリーブのお婿さん候補にしてもいいとか思わなくも無かったりする。オリーブとは幼馴染。防御、回復、付与の魔法に長ける。美にう。
・アロエ 赤毛の三角ワンコ耳の元気娘。何も考えてない。索敵能力と弓の腕は確か。楽しいことが好き。自分を認めてもらうのが好き。能力然肯定してくれるオリーブ大好き。もっと撫でてもいいんだよ? オリーブに拾われて冒険者に。微にう。
・モリーユ 覆面フードの無口っ娘。中身は黒髪スコ耳。臆病。アンジェリカやオリーブに世話羽焼いてもらうのが好き。むしろ世話を焼いてもらうために自分からはあまり何もしないレベルで、人に世話を焼いてもらうのが好き。だから好意的な人間には自分から世話を焼きに行く。自分の好きな事を人にもしてあげる子。アロエにくっついてたらいつの間にか冒険者に。遠距離の攻勢魔法を得意とするが、幻術などもよく使う。
・アンジェリカ(前表記参照)
●セイボリーのパーティー
長期任務が多い。採取は極端に苦手。護衛はするが、攻撃極振り過ぎて負傷者が出やすい。対モンスター戦には一番特化。ダンジョン攻略時には外部から補助人員を雇っている。
・セイボリー 赤い獅子の如きパーティーのリーダー。巨漢。心優しく力持ち。実はオリーブのパーティーの誰かに好意を寄せているとかいないとか。拳と鉈のような剣を力に任せて使う(力任せではない)。体格を生かしパワーでゴリ押す。個人がガランガルダンジョン下最強の盾であり最強の鉾。趣味は筋トレ。
・マレイン 青毛の狼耳のサブリーダー。傍観者気質。腹黒い。眼鏡。最強の冒険者は俺が育てた! ローゼルの弟子。魔法使いとしてはかなり有能だが、攻撃専門。人間性がひねくれているとよく言われる。実は美食家で、特にお茶の時間は心の安らぎ。サトルのお茶を淹れる腕を気に入る。
・クレソン 切り込み隊長。なれなれしい。女は好きだがガサツなので碌なのにモテない。とりあえず雑魚相手や露払いをマレインに命じられまくるのが腹が立つ。けどマレインの強さは認めてる。ヒースには先輩ぶりたい。刃物の扱いなら何でもござれ。普段は片刃の剣を使う。ナイフ大漁常備(ヒースに持たせてる)。
・バレリアン 気苦労が多い新人。ロシアンブルー猫耳。上品な人の方が好き。女気が多い。以外と血の毛も多い。仲間大事。でもクレソンの扱いは雑。クレソンを先輩とは思いたくない。ヒースは守る物。ルイボスは労わる。ワームウッドの悪戯の標的になりやすい。長柄の武器が得意。投げナイフなども扱う。手数はクレソンの方が多いのがちょっと癪。
・ルイボス 熟練ヒーラー。ヤギのような長いたれ耳。セイボリー、マレイン達のダンジョン攻略の師。サトルに色々教えてくれるようになる。後続の冒険者を育てることに力を入れている。穏やかな紳士。昔はもう少し自分が一番に、という意識もあったけど、最近は後続の冒険者が粒よりなので、育てる方が楽しくなってきてる。自分は弟子に恵まれてると思ってる反面、ルーのように師を亡くして狼狽える者を見て、自分の弟子たちの将来のために、まだ死ねないなあと色々悩んでいる。
・ワームウッド(前記参照)
・ヒース(前期参照)
◎妖精
・キンちゃん ダンジョンの妖精(?)。淡い金色に光る。人懐っこくて妹気質。ルーの事も好き。回復なら任せとけ。
フォーン(・∀・)
・ギンちゃん ダンジョンの妖精(?)その2。白っぽく光る。元気いっぱいちょっと怒りっぽい。サトル大好き。酸性。
フォフォーン(・∀・)
・テカちゃん ヒカリゴケっぽい何かの妖精。頑張り屋でけなげで察しがいい。実は男の子。将来の夢は竜の背中に乗る事。明かり。
キュムキュムン(>∀<)
・ニコちゃん ダンジョンの妖精(?)その3。キンちゃんとうり二つ。無口で何を考えてるか分からないけど、やっぱりサトルは好き。トレジャーハンター気質。
フォーン(・∀・)
・エールちゃん 麦酒の精。他の雑菌の繁殖を抑え、お酒を美味しく作ってくれる優しい妖精。悪酔いしちゃう人の事を悲し気な目で見つめる。お酒は美味しく飲んでほしい。
ヒューン(+_+)
・モーさん たぶん乳酸発酵してる食品に宿る妖精的な何か? いっぱいいるが、集まると合体して大型犬くらいになり、そうなるとサトル以外の他人にも見える。過去の記録によると牛サイズにもなるらしい。力強く物をよく運び、人によく懐く。昔話にも出てくる白い牛と呼ばれる妖精で、ガランガルダンジョン下町では、この妖精に好かれる人間は良い人間だとされる。テンション上がると口が開く。発酵してる。
モー┌(┌^・^)┐→┌(┌^o^)┐
・ディーヴァ クラビーのジャムの妖精。プリンセスラインのドレスを着た可愛らしい姿をしている。歌が得意。魅了スキル持ちでサトルを一瞬で虜にする。実は酸性。発酵してる。
リンリン(ava)
・プリマ クランブルワインの妖精。ロマンティックチュチュを着た優雅な姿をしている。ディーヴァより大人びている。魅了スキル持ちでサトルを一瞬で虜にする。実は酸性。発酵してる。
リリン(a_a)
・ラブちゃん ミードの妖精。蜂をデフォルメしたような姿の、キンちゃんたちより一回り大きな妖精。愛情豊かだがサディスト。サトルの事は愛ゆえに刺す。強力な殺菌効果と魅了スキルを持っているうえに、人間に自分の意思を伝えるのが得意。サトルに蜜酒の作り方をレクチャーする。私を愛して!めちゃくちゃ発酵してる。
プーン「(α_α)」
・ミコちゃん キンちゃんタイプの妖精。オリーブたちの部屋の明かり。
・シーちゃん キンちゃんタイプの妖精。クレソン、バレリアン、ワームウッド、ヒースの部屋の明かり。サトルのお腹はベッド!
・フーちゃん ギンちゃんタイプの妖精。セイボリー、マレイン、ルイボスの部屋の明かり。コミュ力高い系女子。
・魚醤の妖精 魚醤の妖精。紳士風。癖のある喋り方。発酵してる。
・イッツちゃん キンちゃんタイプの妖精。
・サンちゃん ギンちゃんタイプの妖精。
・その他のダンジョンの妖精。(キンちゃんたちと合わせて、計24匹。)
◎精霊(サトルが酔って酩酊状態の時だけ夢の世界で会える)
・レオナルド・ダ。ヴィンチ 炎の仔獅子の姿のキャストボイス「林原めぐみ」。ちらりと見たジャングル大帝レオの第一話の影響。人懐っこくておねだり大好き。おねだりするしされたい。サトルはもっと自分たちの力を借りるべきだと思ってる。
・ウワバミノオオトラ 見上げるほどに巨大な蛇の姿のキャストボイス「くじら」。昔好きだった漫画アニメの影響。見た目の恐ろしさの割におおらかで、怯えるサトルを優しく見守っている。ただし自分の力は「常に流動的かつ世界の法則から離れて制御することが難しい物」と理解しているので、サトルが力に怯えることを良しとしている。
・ベルナルド・ダ・ヤロウ 真っ白な毛並みのミニレッキスの姿。喋らない。でもサトルにもっと撫でて欲しいので膝の上からどいてやるつもりはない。無言の主張が激しい。でも自分が触られたくないときは塩対応。力は幾らでも使えばいいと思ってるし、それで失敗しても助けてやるつもりがあるから、もっと撫でろ。
◎サトルの元の世界の人間
・「彼女」
名前は「サクラ」。結婚した幼馴染。同じ災害に巻き込まれてサトルに助けられた。結婚式前日サトルに「誰よりもずっと好きだったんだよ」と伝えたことで、サトルの感情をゆがめ、サトルの自己肯定感を損なってしまう。サトルのトラウマ。ムーミンよりピーターラビット派。
・「社長」
ワーカホリック人情家で甘いもの好き。傍から見るとローゼル並みの性格破綻者。サトルにとって人生最大の恩人。サトルとサクラとともに災害に巻き込まれ、行きずりの子供を助けるために右腕と右足の機能を、一時的に失った。サトルと同じ高校の出。マネとモネならモネが好き。