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1話
放課後の第2校舎裏。
僕は、手紙である人に呼び出されている。
辿り着くと、そこには一人の女の子が待っていた。
「田中くん、待ってたよ。」
「ごめん。遅くなっちゃって。」
「ううん、いいよ。」
しばらく沈黙が流れた。
風が強く吹いている。
彼女は、髪をなびかせ僕に言った。
「好きです。付き合ってください。」
その言葉を受け止める。
僕は、深呼吸して気持ちを整える。
言葉がすんでの所で突っかかる。
やっぱり勇気がいるな。
手を握りしめて、気合いを入れ直す。
言うぞ、言ってやるぞ。
「嫌だよ。てめぇみたいな腹黒クソ野郎、はやく死んでしまえ!」
僕の低い叫び声が、校庭に響き渡った。
初めてまして、ざんまいと申します。
初めて小説を書かせていただきました。
なにとぞ、現実の僕には向けられたことがない優しい目で見てください。