仕事の愚痴っぽい何か
毎日暑いですね。
もう、本当に暑いですね。
ちょっと信じられないくらいの暑さですよね。
私はトヨタの工場で働いていますが、工場内の気温が37度を超えるのは普通ですよ。
7月末の頃なんて40度を超える時間帯がありました。
あの時はヤバかったです。
そんな暑さの中でタクトタイムが上がりました。
もうね、馬鹿かと。
タクトタイムとは要するに、ラインを流れていく車の速さです。
一台当たり何秒で作業するのか、その時間です。
タクトタイムが60秒ですと、作業者は与えられた作業を一分以内に終えなければなりません。
その秒数が減ったので、より忙しくなったのです。
具体的には3秒減りました。
何だよ、たったの3秒かよと思われるかもしませんが、一台当たりの3秒って結構大きいです。
やる事は何も変わっていないのに秒数は減ったのですから、作業者の負担は増大です。
しかも好景気だからなのか、一日の生産台数も増えました。
残業もありますし、労働者的には給料が増えて嬉しい反面、こんな暑い時期に会社は馬鹿なのかよと思ったりもします。
逆に、冬の時期には定時だったりするのです。
一番働きやすい環境なのに、忙しくない。
理由は色々とあるのかもしれません。
冬は金属も冷えやすいからプレスで割れが出やすいのかもしれませんし、他の部署でも不具合が出やすいのかもしれない。
消費者の購買意欲が湧きにくい時期なのかもしれない。
発電所の発電効率に違いがあり、電気も安いのかもしれない。
でも、ですね。
こんな暑い中、更に忙しくしてどうするのでしょう?
熱中症までいかなくても、気分を悪くする人は時々出ます。
そりゃあそうですよ。
この暑さの中、車体部だと長袖長ズボンにエプロンをし、腕カバーに手首サポーター、手袋二重、頭にはヘルメットの装備ですからね。
スポットクーラーにジェットファンがあろうが、ヤバいと感じる暑さですよ。
経営の素人が考えるだけですが、冬に大々的なキャンペーンを行い、『車を買うなら秋から冬、春までの間で』運動を展開すれば良いのではないですかね?
何で夏場に残業が多い事になるのですか?
新型の発表とかそういう関係は秋に行い、需要が重なる時期をずらす努力をすれば良いのではないかと思うのです。
消費者の立場としても、夏の暑さで頭がボーっとした作業者が作る車よりも、快適な環境で頭がシャキッとした人が作業、点検している車を買いたいのではありませんか?
いや、真面目に、うだる暑さの中での単純作業は集中力が低くなりがちですよ。
早く終われ、休憩時間になってくれとばかり思いますよ。
点検もいい加減になりがちで、これくらいいいかとなってしまいますよ。
そんな車は買いたくありませんよね?
会社としては熱中症の予防に、水分を各自の判断で摂る様にとは周知していますが、そもそも論としてこの暑さの中を、冬と同じ様に働かせるのがおかしいと思います。
トヨタだけでは難しいのなら、日本の全メーカーと協力し、冬に需要をずらす作戦を練れば良いのではありませんかね?
余りに暑いので、ついそんな事を考えてしまいました。
お盆休みが終わるっても、まだまだ暑いんだよなぁ・・・