第一章 11話 小悪魔?
テストが少し落ち着きました。
俺は、2日間一睡もできずにいた。
理由は簡単で、ミリさんとのデートに緊張しているからだ。彼女いない歴=年齢で女の子と手を繋いだ事も無い俺がデートだよ。しかも巨乳でクソ天使な女の子と、無理無理考えただけでお腹痛いよ。
ナビゲーターにも
「お前は、本当にチキンだなこの童貞」
と言われた。
誰にも頼れず、ベットで丸くなり枕に顔面を埋めモジモジして困っていると、ルーが心配そうに話しかけかた
「どうしたんですか、なにか心配事だもあるんですかでしたら、このルーがお力になりましょう」
とすごい自信満々な顔で俺に言ってきた。
けどな、俺ルーに告白されてるしそのルーに違う女とデートに行くとは言えないし。
どうすればいいんだ。他に頼れる人なんて今の俺には居ないし、何も考えないでデートに行くわけには行かないし。やはりここはルーに頼むしかない。
「あにょ、」
噛んだ、ダサいダサすぎるよ、かみまみただよ
気を取り直し、もう1度ルーに話しかける。
「あのですねルーに告白されたばかりであれなんだけど俺、ミリさんとデートにする事になったんだけどどうすればいいですか」
と頭を下げると
少しの沈黙のあと
「顔を上げてください」
とルーが言った。
恐る恐る、顔を上げるとルーがものすごい笑顔で俺の事をガン見していた。
こわい、こわいよ、
あれ、ルーってうちは一族なのかなルーの周りに半透明の巨人が見えるよあれって須佐能乎だよね、いや須佐能乎だ。
すると、ルーがたいした距離でもないのに俺の方に向かって走ってきて俺に抱きついてきた。
俺死んだな、SchoolDaysのヤリチン誠君並に包丁で刺されて死ぬんだなと思っていると、まぁ冗談だけど
「私より、ミリさんのほうがいいんですか」
と涙目+上目遣いで俺の事を見てきた。
やばい、天使がここに降臨している、こんな可愛い天使を傷つけるなんてできないよ。
でも、ミリさんも可愛いしなと男として優柔不断な考えでいると
「やっぱり、ミリさんの方がいいんですね」
と、下を向いて泣いてしまった。
泣いてしまったルーわ慌てて慰めようと
「ルーが一番可愛い」
と言うと
「私が一番ですか、」
「うん、ルーが一番だよ」
「私ともデートしてくれますか」
「うん、何回でもするよ」
「フッ、そうですか私が一番ですか」
と先程までの泣いていた態度は消え、いやらしい笑みを浮かべてる。
「私ともデートしてくれるんですよね」
「あ、はい」
ルーは天使じゃなくて、実は小悪魔かもしれないと思い始めた今日この頃だった。
後で、ルーが俺に行ってきたが、この世界は一夫多妻制らしく何人と結婚してもいいらしい。
「もちろん私が一番ですよね」と言われてやっぱり小悪魔だと確信した。
四月は君の嘘マジで感動しました。