第一章 8話 1日の終わり
VR買ったんですけど、面白いっす(笑)
ミリに、木剣で背後から打撃をくらい一瞬にして敗北した俺だか、俺達の戦いを見ていたナナが回復魔法をかけてくれたお陰で痛みは一瞬にしてして消えた。
痛みがなくなり、起き上がるとルーが俺のものすごく近くで心配そうに俺の事は見ていた。すると、ルーは上半身のいたる所を触り、
「どこか、痛むところはないですか」
と、うるうるした目で見たあと抱きついてきた。
「ごめんねルー、心配かけたね」
と言い、周りを見渡すとナナとミリがいた。ナナは俺の事を見下ろし睨んでいた。
内心、こゎすぎ真の英雄は目で殺すとでも言いそうなくらい強い眼力だったが一応、お礼は言わないとと思い
「ナナさん、回復魔法かけていただきありがとうございます、助かりました」
と言うと、ナナさんそっぽ向きどこかに訓練場を出ていった。
えっ、俺なんかした、お礼しちゃダメなのと思っていると、先程まで俺に抱きついていたルーがナナの出ていった方向を見て笑っていた。
「ケイ、さっきはすまなかったなつい本気でやってしまった」
と頭を下げ、ミリさんが謝ってきた。
「いえ、大丈夫です顔を上げてください」
と言い渋々といった感じで顔を上げるがまだ、申し訳なさそうにしている。
この人は、ただ気の強い人ではなく本当はいい人なんだなと少し見直した。
ずっと、申し訳なさそうにしている顔は見たくないので、
「ミリさん、訓練の続きしましょうよ次はお手柔らかに教えてくださいね」
と言うとミリさんは先程の申し訳なさそうな顔は少しなくなり、
「ああ、任せろ、次は優しく教えてやる」
と、笑って言ってくれた。
やっぱりミリさんは笑っている方がいいなと思ったのは内緒だ。
そして、ミリさんと木剣での模擬戦を再開した。
気を抜いて背後を取られた時とは違いしっかりと気合をいれミリさんと向かい合う。
「では、行くぞ」
とミリさんが言い、木剣を構え走ってくる最初の時より遅いスピードなので、しっかりと手を抜いてくれているようだ。
初撃の攻撃は、真正面から木剣を大きく振りかぶっての攻撃だった。
そこまで、早い攻撃でもなく自分の持っている木剣を頭の上で横にしてガードした。
「うむ、悪くない反応速度だ、だが」
とミリさんが言うと木剣に意識がいき、ガラ空きの足に足払いをしてきた。
俺は、体のコントロールを失い一瞬にして倒れた。
「痛て〜、足が折れた」
と、泣きそうになっていると。
「反応速度は悪くない、だが木剣にばかり目がいっている、私みたいに足を使ってきたり、武器を隠し持っている奴もいるかもしれない、相手の事もよく見るこだ」
と言ってきた。
なるほど、相手の事をよく見ることも重要なのな。勉強になるな。
「もう1戦、お願いします」
「よし、来い」
1時間ほど、模擬戦をして訓練は終了した。その後は、風呂に入り飯を食べ、寝た。
ミリさんにやられたとこが痛くて寝がいりが出来なかった。
こうして、1日が終わった。
携帯がないって焦ってたら、枕の下にあるという事実(笑)