ついに
「あ…ありがとうございます!!」
カナタが全ての魔物を殺した事を告げると集落の人達は集まり二人に感謝を伝える
「旅の方なのでましょう?ボロボロになってしまいましたが、最大限のもてなしを」
だがカナタは断る
「早くいかねばならない場所があるのです…自分達は旅の者。旅人なんて早く忘れた方がいいに決まっています」
カナタはそう言い、フミナを連れて集落から出ようとするが鉱夫に呼び止められる
「あんたは俺らの命の恩人だ…このまま返すわけにはいかねぇよ…だからせめてこれだけでも持っていってくれ」
カナタは拒否するが無理やり手の中に納めさせられる。カナタは返そうと握った石を見ると今日一の衝撃を受ける
「こんな貴重な物受け取れませんよ!!」
「カナタこの石って《魔鉱石》だよね」
久々に見た…やっぱり綺麗だなぁ
《魔鉱石》はカナタの手の中で光に反射し、薄紫色の輝きを放つ
「そうこの石の名は《魔鉱石》…流星群の後から発見された別名《星の石》とも呼ばれるこの石は安定供給もされていない新種の鉱石…今やこの輝きがチャーミングとされダイヤモンドより高価な鉱石だな」
「ならなぜこんな貴重なものを!これを売れば集落の修復なんて余裕で出来て余るほどの大金が」
「さっきも言ったろ?これは俺達からのせめてもののお礼なんだ。それと…この鉱石はこの世のどんなものより固く鋭い。コイツと、《超合金コランモンド》を加えて加工すれば世界に一本だけの剣が出来上がる…コイツも宝石としてじゃなくて最も別の何かになりたいと思っているはずだ」
カナタは悩みに、悩み……ついに熱量に負け《魔鉱石》をもらう事を決断し、集落を後にする
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「なんで最初お礼を拒否したの?」
フミナの問いにカナタは答える
「鉱石もそうだし、もてなしもそうだけどそれが欲しくてやったわけじゃ無いからね。たまたま通ったから助けただけだからさ……それと魔物を殺すと魔物だけが感じ取れる特殊な異臭が付くらしくてしばらくの間魔物が寄って来やすくなる。だから早く離れたかったってのもあるね」
カナタはそう言うと木陰で野営の準備を始めた
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それから2日後ついに二人は目にする。万の軍勢に押されつつもなんとか抵抗しているギルマティの姿を




